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例えばこんなカリキュラム
【二次創作 官能小説】

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〜 保健・性差 〜-3

『ロコモティブシンドローム』
 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、各種器官の劣化により、思う通りの姿勢が取れなくなる症状です。 運動器は骨、筋肉、関節、神経の総称で、これらのうち1つでも劣化すると身体が上手に動かせません。 7つの項目のうちどれか1つでも該当すれば『ロコモ』の可能性があるそうです。

 @片脚立ちで絶頂ができない。
 A家の中で無意識のうちにお股をまさぐってしまう。
 B階段を登るときに、階段に股間を擦りつけている。
 C横断歩道の真ん中で自慰を始めてしまう。
 D15分くらい絶頂を我慢して自慰することができない。
 E2キログラム程度の錘をクリトリスに結び、振動自慰をするのが困難である。
 F家で誰もみていない中、自慰をすることが困難である。

 自分の健康具合を確かめるためにも、普段から意識して自慰に取り組まないと、と思います。


『エクスクリーション・バリア・フリー』
 エクスクリーション(排泄)・バリア(障壁)・フリー(撤去)とは、社会人が排泄を管理されている現状を緩和しようという試みです。 例えば道路標識の『小水可』や、直属以外の高級上司による『排泄許可』、寮生が朝に試みる『ご挨拶』、特殊放送による『一斉排泄』のような期間を設けることで、直属上司から指示がなかった場合でも排泄を認めようという流れがあるそうです。 もともとは排泄という生命に直結する事象を他人に預けることで、躾をうける身分を自覚するよう始まった排泄管理ですが、便秘や大量排泄による腸裂傷などのデメリットもあります。 学園でも大量排泄や頻繁排泄が可能になるようカリキュラムを組んではいますが、何分社会人になると1週間で1度も大便の排泄許可が貰えないこともザラで、対応仕切れていない現状があると聞きました。

 1週間ウンチを我慢させられる……改めて社会人の過酷さにゾっとします。 学園生活でも一杯一杯なのに……私たちの未来って、どれだけ容赦ないのか、ちょっと想像できないです。


『健康診断』
 採血、心電図、聴力、視力、X線胸部写真等をとることです。 現代ではクリトリスの刺激による膣液、直腸マッサージによる腸液、乳腺に針を注射してとるバルトリン液、唾液、鼻垢、耳垢、臍ゴマなども使用し、診断の精度を挙げています。 鉄製のかき棒で身体の垢をこそぎ取られると、大量に取れればとれるほど恥ずかしくなります。 また、検査に使用しなかった分は、自己責任で処分する――つまり自分で呑込まなくてはいけない――ので、検査の前日は念入りに身体のケアをします。
 健康診断は、社会人になると企業単位で年に1度、学園では年に2度行われます。 目的は病気の予防と体調不良者の隔離です。 男子にうつりやすいとされている結核や日本脳炎(どちらも根絶したことになっている)に罹患した女子は、専門の治療所で即座に最も強度の高い治療を受けることになるそうです。 


『臓器移植』
 特殊な事情で臓器を移植したり、輸血する場合、旧世紀は献体の同意をとってから実行していました。 現代では献体用の女性がいるため、一般人が提供する場面はほとんどありません。 ただ、仮に臓器の提供を命令された場合、私たちに拒否権は認められていないそうです。 それは、仮に2つある腎臓の片方や再生する肝臓の1部は勿論、たった1つしかない心臓でも例外ではありません。


『ピクトグラム』
 医療技術の発達により、医薬品は膨大な種類に達します。 それぞれの治療法を絵で示したものを『ピクトグラム』といい、漫画文化が盛んな列島で開発されました。 例えば膣のアップを描いたピクトグラムは『膣内部に滴下せよ』という意味です。 また、肛門のアップの横に棒を描いたピクトグラムは『肛門の奥まで差し込め』という意味で、浣腸などにこの絵がついています。 或は上下左右にフックで拡げられた鼻の孔のアップは『鼻で吸引せよ』という意味で、インフルエンザ治療薬の一部にこの絵がつけられています。

 意味深な絵柄の例としては、自慰をする女性の横に、50mLという数字が載った絵があります。 これは『自慰で分泌したマン汁50mLと一緒に服薬せよ』という意味です。 50mLクチュクチュしようと思うと、それなりに長時間取り組まなくてはいけません。 また、頬を赤らめた女性の横顔とクリトリスにバッテンがついた絵があります。 これは『性的興奮をもたらす烈しい副作用があるが、自慰は禁止』という意味です。 どんなに膣が痒くなろうと、いくら乳房が張ってこようと、このマークがついた薬を飲んでから6時間は、恥部に触れてはいけません。


『グローバルヘルス』
 以上のような事柄は、世界全体で取り組む必要があります。 旧世紀はWHO(世界保健機構)やUNICEF(国連児童基金)、UNFPA(国連人口基金)、UNAIDS(国連エイズ合同計画)といった諸団体がよってたかって世界の健康を増進しようとして、それでも上手く機能していませんでした。
 現代は違います。 統一政府によって世界が一括管理されており、列島以外でも高度な医療が実践されています。 船頭多くして船山に登るより、優秀な少数の人材が管理する方が、健康面でも効率よく貢献できることが、現代男性により証明されたといえるでしょう。


 ……。


 女性器の仕組みを学ぶため、2人組をつくり、双眼実体顕微鏡で互いのお股を観察したり。
 自分の股間に鏡をあてがい、細部まで綿密にスケッチしたり。
 クラス全員のオマン滓をあつめ、味を覚えて『利きまんこ』をさせられたり。

 保健の時間は、座学とはいっても色々な試みがあって、一瞬たりとも飽きがこない――一瞬たりとも気が抜けない――授業でした。


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