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劇場版 Chocolate Time 第6話 兄の切ない想いを
【兄妹相姦 官能小説】

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兄の切ない想いを-2

 健太郎は腕を真雪の背中に回し、身体をぎゅっと抱きしめた。真雪も兄の広い背中に手を回し、自分に押しつけた。
 いつしか二人は激しく唇を重ね合わせていた。何度も角度を変えながら、ぎゅっと目を閉じ、兄は妹の、妹は兄の唇の感触を味わい、その想いを確かめようとしていた。

 健太郎の手が真雪の着ていたセーターの裾から忍び込み、その豊かな胸の膨らみに到達した。
「だ、だめ、ケン兄、これ以上は……だめだよ……」
 真雪は息を荒くしながら身体を硬くした。
「マユ……」
 健太郎は包み込んだ真雪の乳房をブラウス越しに荒々しくさすり始めた。
「あ……ああ……」
 真雪は甘い声を上げ始めた。



 龍はデスクに向かっていた。目の前の電話の内線呼び出し音が唐突になり始めた。彼はすぐに受話器を耳に当てた。
「はい、編集二課」
『海棠、俺だ』
「あ、編集長」
『おまえ、今日はもう帰宅しろ』
「えっ? ど、どうしてですか?」
『今日は真雪ちゃんのバースデーだろ?』
 笑いをこらえたような編集長の声に、龍は温かい気持ちになった。

「いいんですか?」
『前の花屋でバラのブーケでも買って、とっとと帰れ』
「ありがとうございます」
 龍は受話器を置くなり、立ち上がって机の上を片付け、ロッカー室に急いだ。



 健太郎と真雪は下着姿になり、ソファで抱き合っていた。
「マユ、マユ……ああ、おまえが、おまえがほしい」
「ケン兄」真雪は泣きそうな顔で健太郎を見た。彼は何度も妹の唇をその口で覆い、舌を中に差し入れて真雪のそれと絡み合わせた。
 口を離して真雪の目を見つめている健太郎の胸に手を当てて、真雪は目をそらし、小さく言った。「だ、だめなの、ケン兄、これ以上は……」
「マユ、一度だけ、この時間だけでいい、俺の想いをおまえに……」
 健太郎は背中に回した手で、真雪のブラのホックを外した。
「あっ……」
 ぷるんと白い二つの豊かな膨らみが露わになり、健太郎はすでに堅く隆起している頂点の粒をくわえ込み、舌先で転がした。
「ああ……ケン兄、ケン兄!」
 真雪は身体をのけぞらせ、激しく喘いだ。
 健太郎はずっと乳首から口を離すことなく、左手を真雪のショーツに忍び込ませた。そしてその潤った谷間に中指を潜り込ませ、ゆっくりと抜き差しした。

「あ、ああっ!」真雪はますます息を荒くしていった。
「もうこんなに濡らしてる……。俺を受け入れてくれるな? マユ」
 健太郎は真雪の小さなショーツを脚から抜き、自分自身も穿いていた下着を脱ぎ去った。

 全裸になった双子の兄妹は、また堅く抱き合い、唇を激しく重ね合わせた。


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