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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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幼馴染の陰謀-4

「パンにコーヒーってホント会うよね、リッチと言うか。」
「まぁ…ね。」

今、私と風馬君はデパートに居る。

「今度の休みの日、どっか出掛けない?」
「えっ風馬君と?…。」

私が悩みを打ち明け、彼が言った一言。

「うんっ!そういう時は気分をリラックスした方が良いよ!」
「でも…。」
「僕とじゃ、嫌?」
「そ、そんな事は。」

風馬君と付き合うという事は、佐伯君に対しての裏切りのよう、簡潔に言えば浮気。かと
言って一人で行く何て耐えられないし、家で引き籠るのも。

「…それにしても風馬君がコーヒー何てね。」
「むぅー、馬鹿にしてるー?僕だってもう高校生だよー。」
「うふふ、風馬君って小さい時からパンが大好きだよね。」
「君こそ、ドーナツ屋さんでなくて良かったの?」
「うーん、ホントはそうしたかったけど、100円セールじゃなかったし、それに風馬君がせっかく誘ってくれたんだし、それくらい譲ってあげたいし。」
「良いよ、君の行きたい所で…。」
「風馬…君。」

彼はとっても優しい、けど。

「ありがとね、私何かの為にそこまで。」
「何言ってるの、幼馴染何だから当然だよ。」
「………。」

つい此間、佐伯君を交え険悪に口喧嘩した事が脳裏によぎる。

誘ってくれたのは幼馴染だからではなく、きっと…。

「これからどうするの?」
「んー?それじゃー洋服売り場にでも。」
「いやいや、だって君、今一人何でしょ?学校に行っても…。」
「そ、それは。」

確かに、あんな孤独ははっきり言ってもう嫌だ。戻りたくない。

「大丈夫だよ、風馬君が居るじゃない。」
「若葉ちゃん…。」
「やっぱ頼もしいね、幼馴染は。」
「……。」
「昔の事、色々と語ろうさぁー。」
「だったら。」
「んー。」
「だったら一緒にいこっ!」
「え?」
「学校にさっ!」
「…それって、君と一緒に登校しようって事?」
「うんっ!これから毎朝君の家に迎えに来るからさっ!」
「それは…。」

突然色んな事を言い出すな…。

「ねぇ、どうかな?」
「ん、そ‥それは。」

一人で登校何て嫌だ、かと言って風馬君と一緒に居る…と言うのも。

「もしかして、嫌なの?」
「それは…。」
「このデパートも本当は嫌だったんだね。」
「ち、違うっ!そんな事。」
「だったら。」
「やめてよっ!そうやって言うの…。」
「……。」

やっぱ風馬君、変わったな。

「良いじゃない、別に‥ただ幼馴染と一緒に居るだけじゃん。」
「それは…。」
「それとも…一人で学校に行くの?」
「嫌!それだけは…。」
「つまらないよー、独りは、とっても孤独で、休み時間や給食時間だって。」
「……。」

な、何?せっかくのデパート日和なのに。

「だったらさぁー。」
「んー……。」

返答に困り果てる、すると…予想もつかない声を耳にする。

「そうなるように仕向けたの…他でもないお前だろっ?」
「!?」

聞いたことのある声、振り向くとそこに。

「さ、佐伯君っ!?」
「……。」

佐伯君が…、しかもその横には巴ちゃんも。



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