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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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不安-2

「これ、お母さんの新作ケーキ!」

「ありがとう!叔母さんケーキ作り得意だもんね。」

「それはいいんだけどさ、太るって〜こんな頻繁に作ったら。
学校あったら誰かにあげればいいけど、夏休み中はね〜キツイよ。」

「学校楽しい?」

「まあね。こっちでも友達出来たしね。」

「ゆかり楽しそうに学校に行くもんね。」

「まあ、葵のお蔭かな?」

「葵・・・君の?」


どういう事・・・やっぱり二人は付き合っていたのかな?
奈々子の心が陰る。


「高校の初めてできた友達が葵なの。」

「友達?」

「葵とは1年の時から同じクラスだったんだけど、席が隣だったんだ。
最初は入学式で代表の挨拶してたから、
頭いいんだ〜くらいしか思ってなかったんだけど、
委員会が一緒になったりして話すうちに気が合うって言うの?
仲良くなって・・・それから葵が豹介紹介してくれてさ、付き合うことになったの。

うちに来ていた他の子たちいたじゃん?みんな元々は豹介の友達。
豹介ってさ、いるだけで周りに人が集まってくるの。すごいよね〜。
中学の時住んでいた町と今の町って離れてるじゃん?
だからこっちで友達ちゃんと出来るかな〜?なんて私心配してたんだ。

でも豹介と一緒にいたらそんな心配どっかに吹っ飛んじゃったよ。
豹介は周りの人を幸せにしてくれる特別な存在に思えるんだ。
・・・なんてのろけちゃった〜!」


ゆかりは照れた表情で傍にあったクッションにボフッと顔を埋めた。

どうやらゆかりは葵の事は男としては見ていないようだな・・・と奈々子は直感した。

・・・でも葵君は・・・?


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