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淫乱ヒロイン! ウルトラレディ
【SF 官能小説】

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オマケ -3

芸術肌の監督の言葉は絶対だ。急遽、出演者に選ばれたケンは緊張のまま、足を開いて寝そべる娘の淫口に、勃起した肉棒を突き立てた。

「いやあああん、あああああん」

マミが快感でのけ反ると、結合部分が【光】に包まれた。

そして…

「はあ、はあ、か、監督、どうでした?」

マミはまたもや浮かない顔をしたミヤコに恐る恐る聞いた。

「うーん、何が欠けてるのを貴女も理解してるでしょ。あたしが貴女の立場なら、今の演技ではとても満足できないわね」

「な、何が足りないでしょうか?」

マミは薄々それを感じつつも、本来のアクション映画のテーマである【闘い】の緊迫感に欠けるために、自分から言うのを控えた。

「わかってるくせに、あたしにそれを言わせるの?」

ミヤコの一睨みでマミは降参した。

「ヒッ…、ご、ごめんなさい。あたし、イッてません」

マミの答えにミヤコは満足げにうなずいた。

「そうでしょそうでしょ。オチンチンを淹れたら、女はイかないといけないのよ。でないと体に毒なんだから。貴女、さっきお父さんのオチンチン淹れながら変身してどう思った?」

「え〜と、お父さんの大きいチンポがドンドン小さくなって、寂しいというか、もの足らないというか…。お父さん、ごめんなさい」 

「そうでしょそうでしょ、サングラス越しに貴女のもの足らなさそうな顔がわかったわよ」

ミヤコは何でもお見通しだった。

「で、でも監督、星獣はあたしがイクのを待ってくれません。直ぐに変身しないとリアルさに欠けませんか?」

マミの口答えが、ミヤコの何かに触れた。

「貴女何言ってるのよ!そんな枝葉のことはどうでもいいのよ。問題はイクかイカないかなのよ。この映画の出来は主演の貴女がイクことにかかってるのよ。もっと主演女優として自覚しなさい」

ミヤコはそう言うと、プイッ横を向いて、さっさと移動式の控え室に入って行った。

その背中を見送っていたマミの目からボロボロと涙が溢れてきた。

今まで相手をしていたケンはオロオロするばかりでどうしたらいいかわからない。こんな時に登場するのは母親だった。

「マミ、大丈夫?」

優しく声をかけたユイにマミは泣きながら抱きついた。

「うわああん、あたしには無理よおおお」

ユイはマミの背中を撫でながら、しばらくマミに泣かせるままに任せた。マミが落ち着くのを待ってユイは優しく声をかけた。

「マミ、心配しなくていいのよ。おばあちゃんは才能の無い子には叱ったりしないの。おばあちゃんが叱るのは、その子に光る物がある時だけなの」

「そうなの…」

消え入りそうな声でマミが聞き返した。

「うふふ、久しぶりの表舞台だから余計に張り切ってるみたい。今頃はマミに辛く当たり過ぎたのを反省して、こっそりと泣いてるはずよ」

「本当?」

「賢いマミならミヤコおばあちゃんがどんな人かはわかるでしょ。だからお願い、おばあちゃんの期待に応えてあげて」

「うん」

単純な思考の母娘はわかりやすかった。

「さあ、おばあちゃんの所に行って、撮影を続けてもらいましょ」

ユイに促されるまま、マミはミヤコの居る控室に向かい、遠慮がちに扉をノックをした。

「ど、どうぞ…」

くぐもった返事が聞こえ、マミはそうっと扉を開けた。

「か、監督…」

背中を向けていたミヤコが、こちらに振り向くとマミは息を飲んだ。ミヤコの目が泣き腫らしたように真っ赤になっていたからだ。

「マミちゃん、ごめんなさいね。あたしったら1人で張り切ってバカみたい…」

さっきと打って変って、ミヤコ悄然としながら俯いた。



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