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チェンジ 変身 チェンジ
【学園物 官能小説】

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佐々木洋子の場合 2-2

 持ち物検査の日、洋子は蘭の鞄の中に蘭に気づかれない様に煙草とライターを忍ばせたのだった。当然のように持ち物検査で蘭は引っ掛かり、先生から放課後別室に呼ばれ、指導を受ける羽目になったのだった。

 この日を境にクラスのみんなが蘭を見る目が変わってきた。そんな中、洋子は蘭に優しく「蘭 ほかのみんなは信じていなくても私は蘭のことを信じているから」と言葉巧みに蘭に近づいて信頼を得ていくのだった。

 洋子は更に蘭を陥れるために新たな計画を企てるのだった。それは蘭に用事があると言って呼び出し、自分はその場に行かず、洋子が万引きした時に顔を見られない様に蘭の所持品を落とし犯人が蘭であることを示させたのである。

 蘭は1週間の停学を受けるとともに周りが蘭を見る目も変わってしまったのだった。

 その日の夜、洋子は煙草を吸いながら笑いが止まらなかった。いつも同じように吸うたばこも今日は一段と美味しく感じられた。洋子はふと不意に今まで盗んできた服を着たことはなかったのだが、なぜか?着たくて気たくて自分を抑えることができなくなってきたのだった。

 洋子は豹柄のパンツを履き、上着も豹柄のラメ入りのシャツを着るとその上に真っ赤なスカジャンを羽織ってみた。そして、ヤンキー座りで咥え煙草のまま鏡に映った自分の姿を見ると顔は以前のまま真面目そのままだが、服装はすっかり頭の悪そうなヤンキー化した自分がそこには映っていたのだった。

 一方、蘭は身に覚えのないことで停学になってしまい、すっかり気持ちは落ち込むとともに周りから今までと違う目で見られていることを感じていた。

 家で勉強をしようとするもののまったく勉強をする気にならなくなっていた。蘭はシャーペンの芯がなくなったことに気がつき、外出してはいけないとは分かってはいたものの、こんな夜遅くに近くのコンビニに少しだけの外出ならだれにも出会わないだろうと考え近くのコンビニに買い物に行くことに

 「おい藤堂、なかなか勇気があるじゃねえか」とコンビニに来た時に自分を呼ぶ声が、ドキッと声のする方を振り向くと、髪を金色に染め、化粧をしてスカートを短く履き、靴のかかとを踏みながら靴を履いている女がいた。

 一学年上の蘭の学校でも有名なワル 高橋ゆり 「ゲッ」まずいところで出会ったと蘭は思ったが「ちょっとこいよ」とゆりは蘭についてくるように命令してきた。蘭はそれに従うほかなかったのだった。

 10数分後には蘭はゆりの自宅にいた。ゆりは部屋に入るなり、ポケットから煙草を取り出し吸い始めた。そして、1本取り出すと「吸えよ」と蘭に勧めてきた。蘭は断ったがゆりは吸うことを強制してた。「いいじゃねかよ いつまでも優等生の振りをするんじゃねえよ」その声は低くドスが利いたものだった。

 蘭は仕方なくおそるおそる煙草を手に取ると口に咥え、煙草に火を点けた。「ゲホゲホゲホ」蘭はこんなものがどうして吸えるのかと思ったがどうにか一本目を吸い終えたのだった。

 ゆりは蘭に煙草だけではなく、ビールも飲む様に進めてきた。ビールも苦いとは思いながらも少し飲むと頭がポワーンとしてきたのだった。そして、蘭はゆりの勧めるがまま、2本目の煙草に火をつけ吸い始めた。1本目と比べるとむせることなく、吸えるようになりていた。蘭はゆりと話すうちにみんなが思っているほどゆりは悪い人じゃないと思うようになっていた。

 ビールを飲み干すまでに蘭は5本の煙草を吸い、最後にはむせることなく肺まで煙を吸い込めるようになっていた。

 帰り際、ゆりは蘭に煙草とライターをプレゼントしてやるよと差し出してきたのだった。蘭は一瞬考えたもののそれを受け取るとポケットに入れ「ゆりさん ありがとうございます」とお礼を述べるとゆりの家を後にしたのだった。



 


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