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TYPE RI-NA
【SF 官能小説】

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日常の中の非日常-2

二人は映画、ファミレスのコースでデートした。
弘の思考はデートイコール映画館、ファミレスでお茶する事なのだ。
映画を見たあとのファミレス。
「どうした?何でも好きなものを注文して」
借りてきた猫のような里菜は席についたままメニューさえ手に取ろうとしない。
「お兄ちゃん、里菜は食事は不要なんです」
小声で伝える。
「あっ…」
リアルドールである事を失念していた。
「食べるふりや飲むふりはできない?」
「じゃあ、飲み物だけ…」
里菜はドリンクバーをオーダーした。
弘も合わせて飲み物だけにする。
「やっぱりスイートエンジェルは最高だ。劇場版ならではの画質のクオリティは何度見ても飽きさせない。」
弘は先ほど見たアニメ映画の感想をとうとうとうと語り出す。
もちろん、映画は弘の趣味で決めた魔法少女ものの劇場版。
里菜は当然、嫌な顔もせず不平1つ言わず話しを聞いている。
弘は熱弁するばかりに食事が不要と言っていた里菜がジュースを飲んでいる事に何の疑問も持たなかった。


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