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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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元カレ-1


―――葵と出会って1ヶ月が過ぎたころ、奈々子は思わぬ事態に遭遇した。


夜勤明け、奈々子はいつものように夕方まで寝て過ごしていた。
高校は夏休みに入り、葵は塾に毎日通っているようだった。
医大に入るために勉強している姿を見ると、毎日会いたいなんてわがまま言えない。
しかも今週は試験週間らしく、毎日テストがあるから自分と会っている余裕なんてないだろう。

私は年上なんだし、もっと余裕ある素振り見せなきゃ。
そんな事を考えながら過ごしていた。

明日は土曜日。明日を一人で乗り切れば、日曜日にようやく・・・
1週間ぶりに彼に会えるんだ、と思うと奈々子の心は躍った。

そろそろ18時になろうとしていた頃、突然玄関のインターフォンが鳴った。

(急に誰だろう?もしかして・・・葵君?いやいや、明日も試験あるって言ってたし。
ゆかりかな〜)

と思いながら、奈々子は玄関のドアを開けた。


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