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例えばこんなカリキュラム
【二次創作 官能小説】

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〜 理科・測定 〜-3

 そうするうちに10分が経過したのだろう。

「はぁい、そこまで〜、ちゃっちゃと道具を仕舞いなさい。 長さの次は『体積』よ。 質量と体積が分かれば密度がでて、密度が分かれば材質が特定できます。 他にも容器の体積なんかは必須よね。 測定できなきゃお話になりません」

 小指の爪8ミリ、親指の爪12ミリ、中指の前兆7センチ2ミリと、数字で溢れかえった脳にとって、教官の気楽な口調は冷や水のようなものだ。 定着しかかっていた数値が靄につつまれ、かといって説明を聞かないわけにもいかないから、覚えかけていた数値はどこかへ行ってしまった。

「使うお道具は『口』と『膣』、『肛門』が中心ね。 場合によったら『鼻』や『耳』も使って構いません。 与えられた道具を貴方たちの『穴』に挿入して、膨張具合でもって体積を測定するんだから、体積によって使う穴は違ってくるわよ。 5立方センチメートル=5cc以下なら『鼻』、60立方センチメートル=60cc以下なら『口』が妥当かな。 膣は、子宮まで頑張れば結構入るけど、普通は600ccが限界よ。 肛門は……こればっかりは人それぞれ。 1000ccに届かない牝もいるし、2000ccを超えちゃう牝もいるし、何とも言えないわあ」

 さらりと説明してはいるが、600立方センチメートルというと、500mLペットボトルとほぼ同じサイズだ。 そんなものを膣で呑み込めだなんて、軽々しくいわないでほしい。 確かに私達の膣は『入れ物』以上でも以下でもないけれど、裂けもするし縮みもする。 入れろといわれれば、どんな無理をしてでも入れるけれど……そこに至る必死さに対し、微塵も配慮がないのは哀しすぎる。まあ、実際配慮なんて期待するだけ甘いんだろうけれど。 それでも、どうにか膣に納めたのなら、良く出来たね、位言ってくれても罰は当たらないと私は思う。

「それに形も色々あるから、大きさだけで穴を選ぶわけにもいかないのよ、これが。 ボールタイプだったら、場合によっちゃあ、肛門より口の方がフィットすることもあるわけで。 ま、その辺は臨機応変に試したらいいわ。 とりあえず10cc、50cc、100cc、200cc、500ccの5つのボールがあるから、それぞれ完璧にマスターしなさい。 そうそう、誤差は2割までOKだから。 じゃ、ボールを穴にグイッといっちゃってね。 どうぞ〜」

「……っ」

 口をあんぐり広げ、10ccのボールを頬張る。 続いて50ccだ。 ボールを頬袋に入れたり、舌で転がしたり、軽く噛んでみたり。 100ccも口でどうにかできそうだ。 ただ200cc以上になると、口では手に負えそうにない。 こうなると膣になるわけで、グイッと膣壁を開いてボールを咥える。 手を離すと、にゅるん、ボールが体内に消えた。 内臓を内側から押し広げる感触……これが200ccというわけだ。 

 きっと、私は、これからも様々な異物を膣で受け入れることになる。 普通の女の子でいられたら、気持ち悪いとか、哀しいだとか思うんだろう。 けれど私は感情的になるかわりに、ああ今回の物体は体積が350cc程度のゴワゴワした四角形をしているな、なんて冷静に分析するんだろう。 膣がもつ能力の1つを生かす、という一面があるにはあるけれど、その代わり、人として大切なものを失っている。 いや、それもそのはずだ。 私達は人どころか、測定器具にされようとしている。

 500ccのボールを膣に納めようと四苦八苦している途中で時間がきた。 



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