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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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初デート-19

(いつから私は、自分を抑えて生きているんだろう・・・。)

そんな事を考えていると、ゆかりが突然思い出したように言った。

「あ!そうそう、奈々ちゃん 葵って覚えてる?」

急に葵の名前が出て、奈々子はドキッとする。

「う・・ん、覚えてるよ。ドクターになりたいって子?」

「そうそう、前にさ〜 超モテまくりなのに、彼女いないって言ってたでしょ?
どうやら最近好きな子できたみたいなんだよね〜。
今まで何十人にも告白されてるの見た事あるんだけど、
恋愛に興味ないってみんな振ってたんだよ。
なのに、最近は好きな人がいるからって断るようになったの。」

奈々子の心臓は再びドキッと跳ねた。
・・・もしかして自分の事?

「葵の好きな人って誰なんだろう?
親友の豹介にも話してくれないみたいなんだよね〜。
訳ありな人なのかな?ってうちらで話してるんだ〜。
もしかして不倫とか〜?まさかね。」

「そっ、そうなんだー。」

「あとねー、もうすぐ夏休みなんだけど、奈々ちゃんも一緒に海行こうよ!
一緒に遊んで、ストレス発散しようよ!!
奈々ちゃん気づいてないだろうけど美人なんだからさ、
すぐ新しい彼氏できるって!
あ、でも奈々ちゃん年下君から告白されたんだったよね。」

ゆかりはもうすぐ始まる夏休みの事で頭がいっぱいのようだった。
奈々子はすでに彼女の話を半分しか聞いていなかった。


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