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あるお伽噺
【ファンタジー 官能小説】

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愛しい人-6

それから彼らはお互いを貪るように、激しく口づけを交わした。
お互いの唇が離れないようにと、角度を変えては何度も何度も唇を重ねあう。
舌と舌を絡め合わせると、もうどちらの唾液かわからない、
透明な筋が口から零れ落ちた。


ティアラにはその行為だけで、彼女の心に彼の気持ちが流れ込んでくるように感じた。
不器用だけれど、自分を愛しく想ってくれる気持ちに溢れている口づけだった。


ティアラはそのままラウルの服を夢中で剥ぎ取った。
彼の首筋にチュッと接吻をする。
彼の鍛えられた広い胸にも口づけをおとす。
ラウルはティアラの頭を撫で、優しく彼女を受け入れた。

そのままティアラは彼の下腹部へともぐりこんだ。
彼を感じたい、その一心だった。
ティアラは、すでにそそり立った彼のはち切れそうな熱い棒を咥えながら、
その付け根にある柔らかい本体を慈しむように触る。


「んっ んっ・・・」


ティアラは必死にしゃぶる。
そのまま頭を揺さぶっていると、腫れあがった亀頭から彼の欲望の雫が漏れてくる。
ラウルは甘い吐息で、私の名前を囁く。


「んっ・・・ティアラ・・・。」


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