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コレクション
【フェチ/マニア 官能小説】

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コレクション-11

 部屋中に卑猥な音が響いている。
 わたしはハヤトさんに下半身を強く押し付けて喘いだ。

「そろそろイキそうなのかな?」
「は、はい……もうそろそろ──あぁっあぁんっそろそろですっ、もうすぐイキそうですっはあぁんっあっダメッ、イッちゃいそうですっわたし、イッちゃいそうですっ」
「いいよ、イッていいよ。俺も……もうすぐイキそう……Cocoちゃん、生セックスで中出ししてもいい?」
「あっあぁんっ生セックスで──はぁんっ生……中出し……んっんんっ、生セックスで……あぁんっはぁんっ」
「Cocoちゃんの中に出してもいい?」
「あぁんっわたしの中にっ出してっ出してえっ……あぁんっはぁんっんっあぁぁんっイキそうっイキそうっ、あぁっイクッイクッイッちゃうぅぅ」
「俺も──中に出すよ、Cocoちゃんの中にいっぱい出すよ……あぁっ出る、出る出るっ──」

 ハヤトさんが一際大きく男根を突き込んで動きを静止させた。
 わたしも腰を大きく反らし、ハヤトさんの男根を蜜壺の奥深くに押しつけ、強く締め付けた。

 男根から吐き出される白濁した液体をビクビクと痙攣する蜜壺に受け止めながら、わたしはこれまで感じたことのない開放感に浸っていた。

「──あぁ……はぁっ……はあっ……Cocoちゃん……」
「は、はい……」
「Cocoちゃんは俺の女。いいね?」
「はい」
「これからたくさんセックスしようね」
「はい……たくさんセックスしましょう……」
「その顔、すごくいいよ」


 こうして、わたしたちは付き合うことになった。

 ハヤトさんはいつも、コレクション癖が行き過ぎて「気持ち悪い」と言われて振られると言っていた。撮った写真や映像をふたりで楽しみたいだけなんだけど、とも。

 わたしももちろんハヤトさんのその趣味に付き合っている。
 セックス中の自分たちをそのセックスをした部屋で見る。ふたりだけの上映会。

 きっとわたしはハヤトさんと長く付き合っていける。ハヤトさんもわたしと別れることは考えられないと言ってくれている。
 だって、わたしたちはほんとうにぴったりなのだもの。

 今日もわたしたちは、自分たちの霰も無い姿を見て混ざり合う。

 肌を合わせるたびに増えていく。ふたりでつくる、ふたりだけのコレクション。
 

《了》


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