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“魔”の代償〜狙われた人妻事務員〜
【熟女/人妻 官能小説】

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接近-7

 焦って目の前の美味しそうな肉体を逃す事になったら身も蓋もない。健太郎は紗英とのセックスを焦らない。そう簡単には抱かせてトは言わない。酔った女の貞操観念は下がるに決まっている。頑張ればこの後お持ち帰りも出来るだろう。しかし健太郎は紗英と1回だけでもヤレれば言い訳ではない。長い長いお付き合いをしたいのだ。長いお付き合いがしたければ落とすのにもそれなりの時間は必要だ。時間をかけて紗英の自分に体する気持ちを育てるつもりだ。紗英にセックスだけが目的だと悟られてはいけない。じっくりと時間をかけて自分に恋させるつもりなのだ。
 「でも飲み会とかさー、旦那さん心配なんじゃないの??浮気するんじゃないかって。」
会話を下らす伏線を敷く。
 「そうでもないよ。」
 「でも旦那さん、束縛厳しいって話じゃん?」
 「昔はね。でも結婚して子供が出来た頃からあんまり縛らなくなったかな。今なんてもう浮気とかする歳じゃないって安心してるんじゃないかな。夜、友達と遊んで来るって言っても全然詮索してこないしね。」
 「そうなんだ。(ラッキーだな。いくらでも連れ出せるな、こりゃ。)でも少しは心配してんじゃないの?」
 「どうだかねー。今日だって帰らなくても電話来ないと思うよ??」
 「さすがにそりゃないだろ〜」
プライベートな事も話してくるようになった紗英。何となくビールを飲むペースが上がったような気がした。アルコールが入った人妻はますます色気を増す。表情も心なしかいやらしくなってきた気がする。
 「俺が藤間みたいないい女が奥さんだったら心配で仕方ないけどなー。」
 「いい女とか…、やぁだぁ〜!」
照れを隠すように大袈裟に笑い健太郎の肩を叩く。
 「いや、マジマジ!放っておけないって!」
 「そんな事ないよ〜。夜だって殆ど相手してくれないんだから〜。」
健太郎はキタ!と思った。昔から酔ってくるといやらしい話をして騒ぐ癖を知っている健太郎。
 (結局、我慢デキねーんだよな、根っからのスケベ女は。しかも普段はいやらしい会話を封印してる分、ここぞと言わんばかりに弾けたりするんだよ。エロ話をどんどんどん掘り下げて行ってやるぜ…。)
健太郎は紗英の性をたくさん聞き出してやろうと思ったと同時にエロ話に興じる人妻の姿を楽しもうと考えた。目の前のほろ酔いの人妻は今すぐにでも襲いかかりたいぐらいの色気を漂わせていた。


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