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撲殺天使ドクロちゃん 〜木工ボン道っていったいなんなんだよドクロちゃん〜
【二次創作 その他小説】

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撲殺天使ドクロちゃん 〜木工ボン道っていったいなんなんだよドクロちゃん〜-2

「あの、なんでサバトは桜くんに拉致られているんですかぁ。 きゃー つのをサバトのつのを持たないでー」
サバトちゃんの頭部にはえている羊角をむんずとつかみサバトちゃんを引きずっていきます。
「説明は後で。それに晩御飯とお風呂を用意するから! 今は何も言わずについてきて!」
「ご、ご飯ですかぁ〜! グルルゥ〜(サバトちゃんのお腹の音) 行きます、サバトどこまででもいくです。 だからサバトのつのを持たないでー」
今にも泣き出しそうなサバトちゃんを無視して僕は走ります。 やっとついたmy houseの庭にはドクロちゃんとザクロちゃんがエプロン姿で待っていました。 「遅いよ。桜くん!」
ドクロちゃんは腰に手を当てて頬を膨らませて、いかにも、私は怒っていますというのが一瞥しただけでわかるほどなのです。
「はぅ〜 そろそろサバトが拉致られて来た理由を教えて欲しいですぅ〜」
「今日はね。 木工ボンド部の活動日なの。 だから部員は全員出席しなきゃいけないの」
ドクロちゃんはついさっき思いついた、今日の活動をさぞ前から決まっていたことのようにサバトちゃんに説明。サバトちゃんはそんなのサバト聞いて無いですぅ〜 とまだ嘆いていたので耳元でご飯と囁いてみると、ぱっと明るい顔になり遠くをなにとなしに見つめています。たぶん、ご飯を食べる自分の姿を想像しているのでしょう。
「さあ、始めるよー。 桜くんこっちにきてー」
「うん。 なっにゃぁぁぁー!」
僕がドクロちゃんの手招きに引きよせられるように歩みを進めると僕の視界は急に低くなたのです。「なっ。 ドクロちゃん! これは何!」
「落とし穴」
「何!そのそんなことも知らないの的な瞳は! 知ってるよそんなことは! 僕が聞きたいのは何故こんなところに落とし穴があるかってこと!」
「だって桜くん。 帰って来るのが遅いんだもん。 そりゃ落とし穴の1つや2つ…」
「だからって、本当に作る事はないでしょう! それに穴を満たしている、この黄色いドロドロした甘い香りのするものは何?!」
「カスタードクリーム」
「だから何、その無知な人を見下す時に使うような目は!普通カスタードクリームは落とし穴には入れないでしょ! あーあ 服がドロドロになっちゃったよ」僕の体は今、カスタードクリームがそこたし中につき、バニラビーンズの甘い香りを放っています。「着替えならここにあるよ。 はい」
ドクロちゃんが取り出したのはショッキングピンクが目をチカチカさせる派手なジャージです。これは木工ボンド部のユニフォームとして作られた一品であるが何故か僕しか着る人はいない。理由は簡単、派手なのとジャージに刺繍された文字でなのです。ボン道は1日にしてならず、やジェームス・ボンドなどがでかでかと刺繍されているのです。
「嫌だよ! 部屋に戻れば着替えもあるし。そんな派手なジャージは… 着ます! 着させていただきます! だから、僕の内臓が収納されている腹部をエスカリボルグの先端を当ててグリグリするのは止めて!!」

「それじゃあ、木工ボンド部の活動を始めまーす。 今回のテーマは人物だから〜 。 桜くんモデルやって。 もちろんヌードで」
「嫌だよ! モデルやるのは構わないけど、僕はまだ世間の皆様に全てを見せる事に抵抗を感じるお年頃だよ!しかも、この無理やり着させたジャージの意味がなくなるよ!」
「え〜、じゃあ普通でいいよ」
ドクロちゃんは残念そうに肩を落としました。
「その時ざんす。ミィが桜くん家のお庭に参上したのわぁぁー!」
「ざ、ざんすさん!」
いつの間にか僕の後ろに立っていたのは。ピンクのモヒカン、サングラス、尖った耳と鼻にはたくさんのピアスをぶら下げて、どこかの売れないパンク系のバンドのベース担当みたいな服装をした、変態天使、ざんすさんでした。


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