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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 金曜日・仔馬 〜-2

 無暗に爪先が広がったブーツは『蹄(ひづめ)』を模した先端と思えば合点がいくし、顔に嵌めたラバーについた耳飾りも、馬の耳とすれば丁度いい大きさだ。 B29先輩は締まった足をラバーシューズに押し込んだ。 限りなく爪先立ちに近い状態で固定された足の先端には蹄鉄がうってあり、床につくたびに、カッカッ、と小気味いい響きがする。 爪先立ちを強制された太腿が緊張し、ピクピク、プルプルと震えている。 けれどラバーマスクで覆われた先輩の顔からは苦しそうな表情は読み取れない。 ただ口をあんぐり開き、あぐあぐと顎を動かす仕草は、本当は苦しいんだろうけれど、マスクが表情にだすことを許さない。 自身をポニーに模してゆく先輩の姿はあまりにも酷で、私はゴクリ、喉をならした。

 見様によっては滑稽で、笑うこともできるだろう。 けれど、あの姿は未来の自分だ。 間違っても可笑しくなんて思えないし、嗤えない。

 最後に自分の手首に革の腕輪を嵌め、背中で腕を交差させる。 それまで黙っていた教官がようやく動いた。 B29先輩が上半身をかがめて差し出した背中の腕輪を掴むとエナメルの輪に固定する。 机の上にあった小道具はすべて先輩に装着された。 そこには身体中を拘束され、身体中を不自然に強制された2足歩行の『馬』がいた。 B29先輩は背筋をピンと伸ばし、背中を反らせ、腰をきちんと伸ばしてはいる。 それでも決して見栄えがいいわけではない。 あくまで『全身で馬を演じる』姿であって、立派な姿ではないし、楽な姿勢でもない。 ただ恥ずかしく、無様で、無意味に力んだみっともない姿。 それでも先輩の様子からは『悔しい』とか『恥ずかしい』素振りは全くなかった。 後輩にみっともない姿を見せる自分がさも当然であるかのように、教壇の前で無様な姿を堂々と晒し、躊躇う様子は微塵もなく、それがかえって立派にさえ見えた。

 次は私たちの番だ。 先輩が身につける様子に倣い、私たちもそれぞれのパーツを身につける。一番苦労したのは、予想通り『アナルプラグ』。 そもそもプラグに付属するパールからして思っていたより遥かに大きかった。 B29先輩と比べると1回り小さいようではあったけれど、それでも1つ1つの直径が5センチほどもあり、肛門に押し込む際は呻かずにはいられなかった。 必死で呑み込んだところで、次はアナルプラグ本体だ。 これまた先輩と比べれば玩具のような大きさなのだが、ペットボトルを半分に切ったくらいの大きさがある。 自分の窄まりがどこまで広がるのか、裂けずに耐えてくれるのか怯えながら、私たちはプラグを力任せに捻じ込んだ。 私を含む全員がどうにか咥えることができたのは、プラグの表面がローションのようなもので塗れていたからだろう。 もしも事前に誰かがプラグ表面に潤滑剤を塗ってくれていなかったら、絶対に挿入できなかったと思う。

 そうして、肛門、マスク、ハミ、ブーツ、腕輪の順に身だしなみを整える。 やがて教室にだらしなく白い歯を見せる35人、いや35匹の馬が揃った。

 馬の振舞いは、B29先輩が教えてくれた。 

 『ステップ』はその場での足踏みだ。 初日に8号教官から受けた指導宜しく、その場で太腿が水平になるまで交互に脚をあげる。 それだけではなく顔の位置を動かしてはいけないようで、少しでも顎が動くと教官の鞭が無防備なお尻にとんだ。 蹄鉄が床をうつリズミカルな響きに合わせ、左右交互に股間を垣間見せながら、ただ目の前を凝視して先輩は足腰を動かした。

 『並足』で前に歩きだす。 とにかく脚を高くあげるので、一歩一歩の歩幅は短い。 短い感覚で脚を動かしているので、歩くというよりは小走りに近い運動量だ。 それでも速度に換算すれば、時速2キロにも満たないだろう。 コストパフォーマンス的には酷い運動だ。



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