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あなた〜you〜
【女性向け 官能小説】

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What is your opinion?-6


乃恵にとって悪いこと・・・・
もし、乃恵が少しでも白木に気があるのなら、俺は余計なお世話だけどな。

「じゃぁ、帰りましょうか?」

そういって向きを変えた俺たちに
「愛を信じていないなんて言って、結局は本気で付き合う気がないから。
そういって逃げてるだけでしょう?
めんどくさくなったら、信じていないと言っていただろうと
いくらでも言えますもんね」

大きな声で、俺に向かって叫ぶ白木を
客が注目し始めて
隣に座っている柳下が「やめろよ」といさめたが白木の怒りは収まらなかった。

「岡部さんはずるいよ。そうやって乃恵ちゃんを自分のそばにおいて
乃恵ちゃんに告白した男をことごとく跳ね返して。
そして自分はいつも隣にいるんだ。好きにはならないと笑いながらね」

そんな風に思われていることは知っていた。
愛を信じない、彼女を作らないと公言してきて。
今までは女をなるべく近づけなかった俺が
乃恵だけは近づけて、しかも乃恵に近づく男を追い払って。
自分は理由をつけていつもそばにいる。

男にも女にもそう言われていることはうすうす知っていた。

「乃恵ちゃんもさ。いい加減にはっきり言わないと。
岡部さんにいいようにコントロールされてるのがわからないのかよ」

矛先は乃恵に向いてきて。
俺に何を言ってもいいけど、なんで乃恵が悪く言われなきゃいけない?
白木は乃恵が好きなんじゃないのかよ?
好きな女に向ける言葉じゃなかった。

「白木くん。もうそれぐらいにして」

乃恵が困ったようにやさしく笑った。




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