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あなた〜you〜
【女性向け 官能小説】

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What is your opinion?-3


その日、山田が飲みに行くか。と誘ってきたので
なんとなく落ち着かない気分で飲みに行った。

たわいもない会話で、たいして酒を飲みたい風でもなく
のんびりと酒を飲む山田に疑問を感じながら
ゆっくりと飲んでいると、おもむろに時間を気にした山田が
「そろそろか」
と、苦笑いした。

「は?誰か来んの?」
そう聞けば
「来るんじゃない。岡部が行くの」
「どこへ?」
「10軒先のファミレス」
「は?」

「なんで?」
「子羊ちゃんがこの時間でも帰ってなかったら
岡部君がお迎えに行って一緒に帰るため」
「・・・・」

「邪魔すんなって言ったの山田だろ・・・」
「なに拗ねてんだよ。よく考えろって言っただけ」
「・・・・」

こいつは本当に何を考えているのかよく分かんねぇ。

「まだファミレスにいるって保証はないだろ。いいよ」
「柳下に、最後までファミレスから動くなって言ってある」

俺の投げやりな返事に苦笑して、ため息をつきながらそう言った。

「え?」
「帰るまで店を変えるなって言ってある。
だから、この時間にいなかったら帰ったってこと。
それなら岡部も安心できるだろ?」
「・・・・」

「ほら。もう10時だ。子羊ちゃんは寝る時間だ。見に行って来いよ」

そういって山田は俺を追い出した。

あいつ、俺の気持ちを全部見越して
別に飲みたくもない酒を時間つぶしに飲んでたって訳?

ハッ!ずいぶん大人なヤローだな。

俺はそう思いながら、心の奥底で山田に感謝して。
徐々に早歩きになって最後には駆け出していた。




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