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劇場版『Chocolate Time』 第4話 レイプの代償
【レイプ 官能小説】

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greenroom talk〜楽屋話-2

「ところで、」龍が口を開いた。「今回のこの話も、読者のリクエストだったんでしょ?」
「そう」神父尊がカップをテーブルに戻して言った。「もう随分昔の話なんだけど、『Chocolate Time』シリーズで、ケンジくんがアヤカさんにレイプされてしまうってのがあったでしょ?」
「ああ、エピソード2『Bitter Chocolate Time』ですね」
「そう。あの中でアヤカが、拘束されたケンジ君に跨がって絶頂を迎えるという挿絵が、別サイトでえらく人気でね」
「へえ」
「けっこう希少なシチュエーションで、でもあんなのに萌えるっていう読者は意外に多い」
「そうなんだ」
「だからこの話、龍くんに振ったんだ」
「なんで俺に?」
「だって、逆レイプされるのは鷹匠、つまり君でしょ? とりあえず痛めつけられる悪役がシナリオを書いた方がいいじゃない」
「なのによ、」修平が割って入った「なんでお前、真雪に直にイかされずに、俺と真雪を絡ませたんだよ」
「その方がおもしろいじゃん。読者の意表もつけるし」
「俺も意表をつかれたよっ!」修平がまた赤くなった。

「でもさ、真雪ちゃんは修平くんにかなり激しくイかされてたね」
「と、思うでしょ?」修平がにやりとして言った。
「え?」
「実はあの後、真雪のヤツ、拘束された龍、じゃなかった鷹匠と繋がって、あの日で一番激しくイきやがったんすよ。龍といっしょに」
「え? 龍くんを犬の手術台に縛り付けたまま?」
「得意の騎乗位で」
「そうなんだー」神父尊はにこにこ笑いながら言った。「最後のシメはやっぱり正当なパートナーじゃなきゃ、っていうことだね」
「そうっすね」
「じゃあ修平くんは、帰って夏輝ちゃんと……」
「俺もあの後、すぐ夏輝に電話して、ショップでヤっちまいました」修平はひどく照れて頭を掻きむしった。
「ショップに呼んだんだ」
「真雪たちの見てたら、が、我慢できなくて……。手術台で俺も夏輝をわんわんスタイルで」
「さすがだね」神父尊は満足そうにコーヒーを飲み干した。

――終わり
2015,7,24


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