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冥土の土産
【熟女/人妻 官能小説】

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冥土の土産-8

10.
 豊がズボンの前を締め、ベッド脇に身体を立てると、律子が入ってきた。

「お水を下さい」
 豊は、吸い飲みを取り上げて、裕子の唇に差し入れた。
 裕子は、口に残った豊の愛液を、水と一緒に飲み下した。
「美味しい」
(いまわに際に、思いもかけず、身も心も豊先生の愛に満たされて、女の悦びを満喫しました。もう思い残すことはありません)

 痛み止めのモルヒネで既に半ば朦朧としている裕子の意識が、ピンクに染まった雲の上を漂う。

「じゃ、又来るからね」
 豊と律子は、裕子に声を掛けて部屋を出た。

 今度、何時行こうかと律子と相談をしている間に、裕子の訃報が届いた。
 誰が、末期の水を取ったのだろう。愛液を飲み下し、吸い飲みの水に美味しいと言ったあれが末期の水になったのか?
 裕子さん、ささやかな冥土の土産を手に、三途の川を渡るか。ボン・ボヤージェ、

 
 豊は、裕子の追悼ダンスパーティを開いた。

 その夜、ベッドの上で、豊は律子の乳房を弄りながら聞いた。
「律子さんは、これで良かったのかね。俺と裕子さんが寝て、嫉妬とかしなかったの?」
「しないわけないでしょ、でもあの人の立場になれば、これ位は我慢をしないと、私たち幸せ過ぎるわ」
 
「どうだった? 裕子さん、よかった?」
 律子が気にしていた言葉を、豊に向けた。

「好かったなあ、でも律子さんに頼まれたんだから恨まないで呉れよ」
「悔しい、もうこんなことは二度としないわ」
「そんなこと言ったって、律子さんの気性じゃ又やりかねないな」
「もう、知らない・・・今日はうんと苛めちゃうからね」

 律子の迎え腰.が、激しくなった。
 肉棒は、律子の膣口に扱かれ〜しごかれ、あっという間に怒張に達した。
「固い、かたい、裕子さんにもこれでぇ、ああ〜悔しいぃぃ」
「俺には〜なんてってたって、律子のおマンコが、一番だよ、信じてくれぇ」

 律子の攻勢に、豊も子宮を突き上げ、突き上げて応酬した。
 律子の仰け反るのに合わせて、亀頭を子宮口に突っ込むと、精魂を込めて何時もの倍の愛液を放った。
 
 


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