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グァテマラの珈琲
【同性愛♀ 官能小説】

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グァテマラの珈琲-7

***

 あの日から、わたしはレイカさんと付き合っている。
 女のひとと付き合うのは初めてだけど、彼女とわたしはぴったりだと会うたびに思う。
 美容の話やファッションの話をしたり可愛いランジェリーを選びあって見せ合いっこしたり──そして、もちろん肌を合わせることだって。いつもわたしたちは同じようにひとつになれる。
 気持ちいいところを知っている女同士だからこそ、同じように気持ちよくなれる。

 今日も彼女はこのカフェで珈琲を飲んでから仕事へ行く。
 わたしは彼女のために丁寧に珈琲を淹れ、いってらっしゃいと愛情を含ませた声で送り出す。

 いつもの席でいつもと同じ時間に、いつもと同じグァテマラの珈琲を。


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