投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

白色金 (white gold)
【ファンタジー 官能小説】

白色金 (white gold)の最初へ 白色金 (white gold) 22 白色金 (white gold) 24 白色金 (white gold)の最後へ

改変の少女-1


(汐莉の友達…… 美里亜と言う少女が居たはずだ。そう、俺は美里亜を知って、覚えている)
教育実習生と付き合っている早熟少女、汐莉の友達である美里亜。
俺は下校途中の美里亜を待ち伏せる。

「みりあちゃんだね」
初対面にも関わらず、臆する事無く声を掛ける。
もっともこれから俺が行おうとする行為を考えれば、それはどうでも良かったのかもしれない。

「!?」
誰? 言葉にする事は無くも、少女の瞳の色はそう言っていた。
振り返り怪訝そうな表情を浮かべる。
その大人びた表情仕草は汐莉が教えてくれた通り、もうすでに“男”を知ってしまっているそれである。

ランドセルが無く私服姿だけであれば、中学二、三年生で通用する身体つきである。
話しかけた相手が小学生であるにも関わらず、ひどくドギマギさせられる。

「はじめまして、僕は不易一文です。君の友達、磯崎汐莉ちゃんにとってカレと呼べる存在」
意味有り気に“カレ”と言うフレーズを誇張する。

「えっ? 汐莉に……」

「そう、その証拠に僕は、少なからず君の秘密を知っている」
瞬間的な美里亜の反応。その反応が汐莉との交流の深さを窺わせる。。

(しかし、こうして間近にしてみると、思った以上にそそられる)
フレアのスカートからすらりと伸びる白い脚に、ブラウス越しにも容易に感じられる胸元は、にわかに小学生である事を疑わせる程である。

「あのぉ〜、汐莉ちゃんのカレが、私に何の用? それに秘密って、いったい何のこと?」
流石に小学生にて、“男”を咥え込んでるだけあってスレている。
いち早く、俺の好色の眼差しに気付いたらしい。
もっともそれ位の方が、話も早いし“いじりがい”が有る。

「それをここで話しても良いのかい? 率直に言わせてもらえば、君と教育実習生との関係なんだけど」
俺はおどける様にそう切り出してみた。

「実は僕も、君たちみたいにセックスがしたくてさ、汐莉の事…… そしたら、嫌われちゃったみたいで困っている。美里亜ちゃん、相談に乗ってくれないかな?」

「どうして美里亜が相談に乗らなきゃいけないの?」
どうやらこの少女はれいの“カレ”に、いろんな意味で口を鍛えられているらしい。

「そんな事言って良いのかい? 君とカレとの関係がバレれば、教育実習どころじゃ無くなるよ。それに僕は、もう汐莉に嫌われてるから、君と汐莉の“友達”関係はかまうところじゃない」
もちろん汐莉に嫌われている件は、美里亜から逃げ道を奪う為の作り話である。
もっともこの場合、早急且つ確実に美里亜が確かめる術も無く、より重要なのは愛おしい“カレ”の今後の処遇についてであろう。

 僕は非道にも汐莉の“友達”に対し、文字通りブラフを仕掛けたのだ。
それだけ汐莉の幼い性に、魅せられはじめていたのかもしれなかった。
まだ到底その幼さゆえに、叶うはずの無い汐莉とのセックス。
それをこの“慣らし済み”少女に求めようとしていた。

(どうせ、もうたっぷり咥え込んでる餓鬼だ)
心中にて毒づき、美里亜の胸の内を覗き込むよう視線を合わせる。

「…… 」
まるで石化した様に、美里亜を長い沈黙が包む。
もっとも逃げようと思えば、いくらでも逃げられる状況である。
それをしない、いや、出来ないのはこちらに分があるからに他ならない。

「やらせろよっ! 一度でいい。そうすれば、この事は秘密にする」
数十秒の沈黙の後、発せられた端的な言葉に美里亜の表情は強張る。
いずれにしろ主導権はこちらに有り、結果的には従わざろうえない。


白色金 (white gold)の最初へ 白色金 (white gold) 22 白色金 (white gold) 24 白色金 (white gold)の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前