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紅館小話
【ファンタジー 官能小説】

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紅館小話〜服〜-5

『………はぁ、まったくお盛んですね。』
数時間後、アルネはウェザの部屋で溜め息をついていた。
手には、布地の部分が濡れたショーツ。
もちろんウェザの部屋でショーツを、しかも濡れている物があれば持ち主の見当はつく。
そして、連想で隣の寝室の状況も。
『あぁあぁ、机も汚して………』
机の上には、透明な液体とそれに混じる白い液体。
アルネは布巾でそれを拭き取り、綺麗にした。
そして寝室のドアを見つめてしばらくの後、戻って行った。

自分を呼ぶ声の元に。


紅館小話〜服〜 完


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