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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 水曜日・電撃 〜-2

 ……。


 空のペットボトルは、5限が始まる2分前に、黒いベールで全身を覆った『係りの人』が回収してくれた。 年齢は私たちより相当上のように見えた。 推測にすぎないが、おそらく『係りの人』は学園を経ずに社会人になったのだろう。 そして学園の小間使い的な仕事に就いたのだろう。
 
 ペットボトルが残っていたのはたった1人、4番だけだった。 五分の一ほど残してしまった4番以外、他は全員完食である。 『係りの人』と入れ替わるようにして、2号教官が入ってくる。 回収されていないペットボトルを認めると、黙って4番の席に近づいていった。 たちまち教室の空気がキリキリ張りつめる。 私達が固唾をのんで4番の様子を見守る中、2号教官はペットボトルの中身をガラスシリンダーで吸い上げた。 そしてガラスを2人の口に押し込むと、問答無用で喉奥めがけて押し込むではないか。 当然4番は咽(むせ)るも、それより早く彼女の口は箝口具で覆われてしまう。 吐きだそうものなら、一歩間違えば口が満杯になり、気道へ逆流して窒息する可能性だって十分ある。

 ゴボッ、ゴボッ、ゴクッ、ゴクッ、ゴボッ……。

 声にならない悲鳴をあげ、涙を溢れさせながら、4番は何度も何度も痙攣した。  
 改めて背筋が凍る。 自分の言うことに生徒が従わない場合、もしくは従えなかった場合。 如意不如意を問わず、生命の危険を顧みず、指示を実行する人が私たちを担当している。

 幸いなことに4番は無事に、残した分も飲み干せたようだ。 2号教官が箝口具を外し、口を大きく開かせたとき、4番の口内に白い残滓は見当たらなかった。


 ……。


 5限に対し、最初私は楽観していた。 風紀委員が去った現在、痛みを与えられるものは2号教官しかいない。 であるなら、私たちが鞭打たれるとして、その回数は先刻より減るはずだ。 だったら少々痛みがあっても耐えられると、そんな風に考えていた。

 自分の甘さに反吐がでる。 数が少なくなるのはいいとして、一発の重さが同じなわけない。 
 教官が取り出したものは、鋼の先鞭にスイッチ付グリップが備わった『電気鞭』だった。 

「学園では随所で電流による指導を行います。 反省を促す時、規律が緩んだ時、緊張感を取り戻す時など、様々です。 おまえ達には後学のために、簡単な電気ショックを受けて貰います」

 教壇の上。 淡々とした2号教官による説明。

 全員机の上に四つん這いになり、左足を真上にもたげるよう指示が出る。 雄犬が電柱にマーキングする姿勢を強調したような、兎に角足を高くもちあげる姿勢。 足の付け根が上下に分かれ、人目から隠すべき陰唇がぱっくり開き、内臓の赤味が露わになる。 その、まさに付け根の急所を『電気鞭』は薙ごうという。 

 まずは委員長からということで、最初のターゲットは私だった。 頭に空缶を載せられて『時間がないから、1人1発。 缶を落とさず姿勢を保ちなさい』と指示された直後、股間に電流が走る。

 ヒュパッ、ピシィ――。

 与えられた衝撃は、私の想像を遥かに超えたものだった。 
 これは比喩ではなく、文字通り『電流』が走ったのだ。 鞭で股間を直撃されただけで身悶えを避けられないのに、合わせて走った『電流』に、私は一も二もなく降参した。 ペタンと蛙のように腰が机に落ちる。 弛んだ膀胱から僅かに残った尿がしとど流れる。 声は出ない。 性器をぶたれた痛み自体は、もしかしたら教官の手加減があったのかもしれないが、予想よりも柔らかかった。 痛みというより、身体の表面全体に走った痺れのせいで、自分が自分でないかのよう。  
 総じて駆け抜けた衝撃が大きすぎた。 私は呼吸を忘れたように、ただパクパクと引きつった舌を泳がせるしかできなかった。 勿論空缶を頭上に留めておける筈がなく、カランカラン、机から床に転がってゆく。 



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