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それでも上書きしたい体
【学園物 官能小説】

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3話 性的悪戯-2

前回は、陽大が現れたことで邪魔をされてしまったが、今回は誰の介入も受けない。

晴菜はされるがままに乳首を責められているが、息を乱すばかりで喘ぎ声は聞けない。

「っ…」

晴菜の呼吸の乱れは明白で、もういつ声を漏らしてもおかしくない様子だった。

晴菜の乳首を指で弾いたり、小刻みな動きで指で弄ったりしていたが、ここで新たな行動に出る。

勇樹は人指し指と親指で晴菜の両乳首を持って引っ張った、その途端に

「んっ…」

と晴菜が声を漏らした。

声を漏らしたというよりも、勇樹とのディープキスで舌を絡ませ合って、口は現にふさがれているのだから、口の中で声を含んだという感じだろうか。

勇樹の興奮はその瞬間にピークに入る。

「どうしたの、晴菜?」

気持ちいい、という淫乱女のようなセリフを晴菜から言わせたいと思った勇樹が、あえて口にした言葉だった。

晴菜は、自分が声を出してしまったということを恥じているような様子で、俯いて何も話さない。

勇樹は乳首を引っ張り、親指と人差し指で乳首を強くこねるようにした。

「あんっ…」

今度はキスはしてない状態で晴菜は正真正銘の喘ぎ声を発したのだ。
勇樹は、普段とは異なる喘ぎ声の声色やトーンのギャップが好きだった。

自分しか知らない声、そんな要素が彼の中の強い独占欲を満たしていくような感覚が彼の快感の一つだった。

乳首を引っ張ってこねるという行為に晴菜は弱く、これをこれからも行えば、喘ぎ声を発してくれる、と勇樹はその時思った。

「あっ…んっ…」

晴菜はその日別れる時間まで、勇樹に乳首を引っ張られ、そのたびにほんの少し喘いでいた。

女子中学生と言えど、やはり性感帯を責められた時の喘ぎ声は、大人の女性のそれと大差なかった。

中学生の喘ぎ声を聞いた人間は限られている。

高校入学前に生の喘ぎ声を聞くという貴重な経験をした勇樹は、これから入学してくる男子生徒諸君はそんな大人の世界も知らないのだと、優越感に浸っているのであった。


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