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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-92

「ごめん、調子に乗った」
「もう……」
「今度は、ちゃんとするから……」
「あっ!」
 勇太郎は、かすかに閉じられた太ももを顎で割り開く。思いがけないその動きに、ひとみは抵抗することもなくその脚を、勇太郎の頭を迎え入れるぐらいに開いていた。
「あ、あっ、あっ!」
 股間の中枢に感じる、勇太郎の息。敏感な粘膜が、そよ風の刺激を受けて、ざわざわと快楽の小波をひとみの中で波打たせた。

 ぺちゃ……

「んっ……あぅあ! あぁん!!」
 勇太郎の舌が、股間の粘膜に張り付いたとき、びくり、と太腿が浮き上がった。
その隙を逃さず、勇太郎は、腕を太腿に巻きつけ、その動きを封じた。そして、より大きくひとみの脚を開かせて、淫靡な園を光の中へ晒した。
「ゆうたろう………恥ずかしい………」
 ひとみは、顔を覆って羞恥を表す。何度となく見られているはずなのに、今日に限って羞恥が先に顔を出す。
勇太郎を何度も迎え入れたその部分は、快楽に熟れ、きっと爛れた姿をしているに違いない……。
「恥ずかしいから………見ないで……」
「キレイだよ」
「嘘………」
「嘘なんか、言わない」
 ぴちゃ、と舌を溝にあわせて貼り付けた。
「あ、ひゃぅ!!」
風呂上りというだけあって、清浄な味がする。何度も舌を上下させ、かすかに開き始めた溝の部分を、より広く、より深く舐めあげる。
「あ、あくっ!………ん、んっ…………く、くぅん………!」
 その刺激にひとみの四肢が震える。
舌にかすかな酸味が乗ってきた。
「濡れてきた……」
「も……そんな、こと……」

 れろ。

「あ、きゃう!!」
 ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃと、舌を動かしていないのに、水分が口の中にどんどん入ってくる。ひとみの花弁が五分咲きから八分咲きになり、それに伴って、中で醸造されていた瑞々しい愛蜜が溢れだした。
「ふ……う……あぅ! ……な、舐めちゃ………ぁんくぅ!………やっ……な、舐め……!!」
 びくびく、とひとみが震える。その度に、湧水のごとく、愛蜜が後から後から噴出してくる。勇太郎だけが触れることを許されるその味は、まさに甘露。
「んくっ!」
 ひとみの太腿が、痛いくらいに勇太郎の頭を締め付けてきた。彼女の腰が、ぶるぶると何かを耐えるように、小刻みに揺れる。
 勇太郎は舌を固く尖らせ、溝の中にのぞく凹みの部分に先端を押し付けると、それを、固さの許すところまで押し入れた。
「あ、あっ…………!!」
 びゅ、びゅ、と溢れ出す愛蜜。そして、痙攣にも似た震えをする四肢。
「―――――――――………!!!!」
 ひとみは、至極の快楽に意識を浚われるなか、指をかんで、せめて声の漏出を抑えた。
「う、うわっ………」
 上の口で抑えた分は、下の唇から大きく放出された。透き通って、さらさらした液体がその間近にいた勇太郎の顔に降りかかる。
 ぎゅうぎゅうと頭を締め付けられ、顔には流水の洗礼。呼吸をするのもままならない苦しさの中にありながら、勇太郎はこのうえもない満足感に浸っていた。
「―――――――っ!………は、はぁ、はぁ…………はあ、はふ…………」
 ひとみにとっても、潮を吹くほどの絶頂は、随分久しぶりだった。5日も間を空けたことが、より強烈な快楽を生みだしたのだろう。


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