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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-39

(あっ!)
 ミヨは我に帰った。さすがに、これは恥ずかしすぎる。
 そんなミヨの心情を汲むことなく、コウジは作業を続けていた。
(―――っ!)
 ズボンは下着ごと躊躇なく下ろされ、瑞々しい臀部が、コウジの前に顕わにされる。
 発熱してから、風呂に入っていない。そんな、穢れた自分が全て顕わにされて――――。
「いま、綺麗にしてやるぞ」
 しかし、コウジは、ミヨの恥じらいなど一考もせず、汗とオリモノで汚れた股間を、まずは拭った。そして、窄まった後ろの穴も。
(ひゃ……)
 どうして、コウジはこんなに冷静に自分の恥ずかしいところを見ていられるのだろう? ミヨは、頭がぼうっと、してきた。
「まずは、これで腹の中をからっぽにするんだってさ」
 と、コウジは、エネマシリンジのチューブの先を、ミヨの肛門に刺す。
「きゃっ!」
あまりにも急なその所作に、きゅ、と窄まりが締まってしまう。それでもコウジは、エネマシリンジのチューブを、スギムラに言われたとおり、印のテープを巻いてあるところまで挿入する。
(やだっ……気持ち悪い!)
 いつもは出すだけの穴に、逆流してくる管の感覚。耐えがたい異物感、そして、汚辱感。
「じゃ、すぐに入れてやるからな」
 所定の位置に挿入を終えたコウジは、今度は液状のものが入っている透明なパックにもう一方の先を取り付けた。そして、間をおかずに、風船の部分をこすこすと握り始めた。
(あっ――――!!!)
 びゅるるるる、と勢いよく逆流してくる液体。初めての感覚に、ミヨの肌が泡立つ。
(やだっ! やだぁっ!)
 枕に顔を押し付けて、背筋を伝う汚辱感に絶えるミヨ。
 しかし、コウジは、そんなミヨの様子も意に介さず、ひたすらパックの液体をミヨの中に流し込む。
 100CCと書かれていたパックは、全てミヨの中に注がれた。
「終わりか」
 コウジは言うと、ミヨの尻に突き立つチューブの先を予告なしに抜いた。ずるずると腸内を走り、出口からびゅるりと飛び出す先端。
(あっ、だめっ!)
 ぴゅっ、と中の液体も少し、零れてしまった。
「あっ、ミヨ、まだ出しちゃだめだぞ。5分は我慢しろって、先生言ってたんだから」
 コウジは、言う。
(そんなの……ムリだよぉ……)
 ぎゅるるるる……。
 下痢をしたときのように、ミヨの腹が悲鳴をあげていた。肛門を、指で抑える。入れられた液体がそのまま、飛び出してしまいそうだった。
「はぁ、はぁ……」
 ぎゅるっ、ぎゅる、ぎゅるぎゅるっ、ぐぐぐぐぅ――――。
 腸鳴りがするたびに、顔をしかめ、眉を寄せ、押さえ切れない便意に震えるミヨ。たまらず抱えた自分の腹が、ぽこっと膨らんでいた。
(ん、んぐっ…苦しっ…………たしか……1週間、出してない……)
 その間に溜め込んだものが、中に注がれた液体によって溶かされ、濁流となって直腸に集結している。ぐぼっ、ぐぼっと奇妙な音で唸る腹が、だんだん我慢の限界を迎えてきた証拠だ。
 ふいに、ぎゅぅぅぅぅぅぅ――――と下腹に力が入った。
「んっ、んあっ!!」
 辛抱たまらず、声をあげる。括約筋が一瞬緩んで、本能が排泄欲を満たす寸前まで行ってしまったのだ。
 かろうじて、排泄を堪えたミヨだったが、自分の限界を知った。
「コ、コウちゃん…………まだ……なの……?」
 コウジは、さっきから時計ばかりを見ているので、苦痛に喘ぐミヨの姿など見ていない。
 そして、正確に時間を測っているコウジは、さらに残酷な事実をミヨに告げる。


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