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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-19

「お、お兄さま……」
 しかしリカは、悲しそうな瞳でシュウジに問い掛ける。
「も、歩けない……」
 ぶるぶると身震いするリカ。きっと一歩でも踏み出せば、全てを漏らしてしまうのだろう。涙を浮かべ、本当の限界を知らせるリカ。
(ど、どうしたら……)
 シュウジは途方に暮れた。間近なトイレでさえも、今のリカには絶望的に遠そうだ。
「た、たすけて………お、お兄さま……兄さま……」
 すがるように、何度も繰り返す。
「こ、こんなとこで……う、うぅ……こんなとこで……いやだぁ……」
 リカは、もう漏らす寸前である。前にも、後ろにも進めそうにないだろう。
「………」
 そんなリカを、シュウジはそっと抱きしめた。
「いいんだ、リカ。もう、いいんだよ」
 シュウジは、もうリカに苦しんで欲しくなかった。だから、たとえ、リカがこの場で漏らしても、その穢れを自分がぬぐってやろうと意を決した。
「いいんだ、リカ。悪いのは、お兄ちゃんなんだ。だから、こんなことでしてしまっても、リカのことを嫌いになったりしないよ」
 シュウジは従兄を優しく抱きしめてその耳元に繰り返し囁きかける。
そして、背中に回されたリカの両手に、力がこもった。
「で、出る……あ、あぁ……出る……」
 その限界は、ついに、臨海を超える。
「―――――――っっっっっっっっ!!!」

 ブブッ! ブリブリッ!! ブバアァア!!!

 腕の中のリカから聞こえる強烈な破裂音。下着をはかせていたため、やけにこもったその音は、彼女が耐え続けたものの苛烈さを物語る。

 ブボッ! ブブブブッ!! ブビッ、ブボボボ!!!

「あ、ああぁ……あぁぁぁ……」
 最愛の人の腕の中で、汚辱の脱糞。そして、下着に溜まる排泄物の気持ち悪さ。リカは、その全てから逃れるためか、いやいやと首を振る。
 しかし、動物としての本能は、彼女の括約筋の全てを開放して、胎内にある汚物をはしたなく吐き出し続けた。
 ほどなく漂う独特の臭気が、シュウジの鼻腔を刺激する。さっき、尻を辱めていた指にまとわりついたものと、全く同じその匂い。
 ふと、リカのスカートの前の部分が、みるみるうちに染みを作った。
「あ……」
 緩んだリカの括約筋が、膀胱をも辱めてしまったのだ。
 溢れ出る小水が、廊下の絨毯に染み込んでいく。リカの、足もとに水たまりをつくる。
「お、お兄さまぁ……わ、私……わたしぃ……」
「だいじょうぶだ、だいじょうぶだ」
 脱糞、そして失禁と言う排泄にまみれた汚辱に震えるリカの身体を、しっかりと抱きしめるシュウジ。
 自らが招いた従妹の排泄劇は、その終焉までまだしばらくの時間を要した。………』



「くっ―――――っ!」
 ふたみの背が反り返った。ぞぞぞと肌があわ立つ。それは、性的絶頂の証だ。
 じゅっ、と溢れ出て指にまとわりつく蜜。そして、さらなる悪寒に震える体は、もうひとつの放出をも促した。

 ショ、ショォォォォォ…………。

それは、純白のショーツを、ベッドシーツを、黄色く染め上げる。
「あ……はぁ……」
プルプル震えるふたみの身体は、催した生理現象の解消をこのうえもなく悦んでいるようだった。
「はぁ――――……っ! あ、やだっ!!」
 我に帰ったふたみが、慌てて身体を起こして眼にしたのは、股間に広がる丸い月。立ち上る、芳しき香気……。
やっちゃった――……。ふたみは、昂ぶりにまかせて、その劣情に流された自分の愚かさを悔いる。
(今日、お兄ちゃんくるのに――――!)
 どうしよう、どうしよう。これ、どうしよう。
すっかり混乱したふたみの耳に、玄関のベルが鳴る音が聞こえてきた。


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