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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-150

「お家で、さ。おばあちゃんも一緒に、みんなで」
 異論はなかった。今日という日を、このまま終わらせてしまうのは惜しい。それは、皆の総意だった。
「ひとみも、ふたみちゃんも、弥生さんが大好きなんだよね」
「そうよ。勇太郎が、郷吉おじいちゃんを大好きなようにね」
 姉の言葉に、頷くふたみ。
「じゃ、帰ろう」
 日は既に傾きを始めている。
 歩き始めた勇太郎の腕に、ひとみは無邪気に寄り添って、
 兵太の魂をなんとか引き戻したふたみが、恥ずかしそうにその手を取って、
 帰り道を行く四つの影法師。
それは幸福の彩りに映え、いつか訪れる追憶の時を待つように、静かに長く伸びていった……。


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