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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・固形 〜-2

 ……。


 F棟地下1Fを一言でいうなら『室内プール』だろう。 コンクリートの窪みは幅15メートル、縦25メートルに達し、広さだけならちょっとしたスポーツクラブに引けを取らない。 けれど明らかにプールとは違う。 僅かしか水が張っていないため、水深はせいぜい50センチと非常に浅い。 これではせいぜい出来て水遊びだ。 飛び込み台もコースロープもない。 代わりというか、1番から35番の番号プレートと、茶色い工具箱が、プールサイドに等間隔で埋め込まれている。

 食事を済ませ、改めてF棟に足を運んで裸になった生徒たち。 チャイム、号令、そして静寂。 各自の番号プレートの前で直立し、私の一挙手一投足に注目している。

 何事も最初は手本から。 そして、今日の手本は30番だ。
 30番以外をプールサイドから下がらせ、30番用の茶色箱を開く。 中には大小様々な鉄製の『リング』、アルミニウムをしならせて作った嘴(くちばし)を2本つなげた器具『ペリカン開口具』、鉄製の『薬匙(やくさじ)』。 点滴袋にチューブがついた『イルリガートル』、ディスポーサブル浣腸の代表『いちじく浣腸』、注口部が膨らんだガラス製大型の『シリンダー』などが整然と並んでいる。 

 一見するなり表情を曇らせる生徒が8割。 残りの2割はこれらの器具の用途に見当がついていないわけで、まだまだ精神的に幼いといえる。 ちなみに30番は当然前者だ。
 
 1番と2番、3番と4番という風に隣同士でペアをつくらせ、各自の箱を開けさせる。 最初は肛門の柔軟からはじめよう。 番号が若い方に姿勢をとらせる。 額を床につけ、腰を思いきり反らしてお尻を高く掲げ、足は内股にしながらハの字に開き、膣から肛門まで外気に晒す。 所謂『第6姿勢』で、土下座とバックスタイルが融合した、見方によっては土下座よりも卑猥な姿だ。
 もう一人には、指で持って肛門を捏(こ)ね、小指から順番に、5本の指をそれぞれ第2関節まで入れるよう指示した。 挿れる前と後で、指先を口に含ませることも忘れてはいけない。 挿入前は唾液で湿らせて指の挿入をスムーズにするためで、挿入後は残滓で汚れた指を綺麗にするためだ。 挿入後の清掃は、汚した本人、つまり便を貯めてしまった第6姿勢で這いつくばる生徒の口に、汚れた指を含ませる。 歯茎で擦るもよし、舌になすりつけるもよし。 一通り浄めてから次の指だ。 右手、左手、計10回肛門をほじらせる。 どんなに便秘気味で肛門が固かろうと、これで準備はできただろう。 声を漏らさないよう歯を喰いしばる側と、気遣いつつ指を差し込む側は、どちらも真剣そのものだ。

 30番に対しては、私じきじきに肛門をほぐした。 30番の肛門を抉って指先にまとった茶色い滴を、ペロリ、私は直々に舐める。 便特有の薫りに加え、舌先が痺れる苦味が広がった。 人によって、また体調によって味は違う。 30番には塩素系の苦さが混じっているが、つまり保健室で洗った液体が腸粘膜に浸透しているからだろう。 学園の生徒時代に何百回と味わった感覚だから今更どうということはないが、美味しいと思うことは金輪際あるまい。

 柔軟で赤く色づいた肛門に、ボックスからとりだした『リング』、通称『開肛器』を嵌める。 ポッカリ開いた肛門は、最終的に直径7cmの輪まで呑み込めるようにされるのだが、今日のところは一番小さい4cmに抑えておこう。 中で色づく腸壁がうねり、肛門の中が内臓であることを再確認したところで、薬匙(さじ)の出番だ。 残便は出口付近にたまる。 穴の手前から順番に薬匙で壁をこすり、透明な腸液とかすかな汚濁をすくいとる。 薬匙を浄めるのも、もちろん汚した本人の仕事だ。 ただし舌だけではブラッシングが心もとない。 薬匙は先端が狭まっている。 第6姿勢で地べたに頭をつけた30番の顔を横にし、筋が通った鼻の孔に挿入だ。 束の間眉間に皺を寄せるも、30番は奥に入るよう鼻を捩り、ふん、と鳴く。 鼻孔の隔膜に生えた毛で匙をこすりながら喉にむかって侵入すると、フガフガと豚のような鳴き声と涙を零しながら、30番は鼻毛で匙をこすりつづけた。 自分の肛門の薫りを直接味わえたのがそんなに嬉しかったのか、真っ赤な瞳でクシャミをし、鼻毛では飽き足らずさらに鼻水をまぶして匙を磨く献身ぶり。 私も彼女の希望に応じるべく左、右の鼻孔両方で匙を磨いてやった。

 30番は便をほとんど排泄済みなので、匙は綺麗なものである。 一方生徒たちの大腸は朝から溜めこんだ排泄物がそろそろ降りてきた頃合いだ。 どの匙も大盛りに便で汚れており、鼻で匙を清めるたびに鼻の下やら中やらが茶色く汚れていった。 これが本当の鼻糞だろう。 匙を抜いた後も間近で自分の排泄物を嗅ぎつづけることになる。 何しろ鼻に本物の糞がつまっているのだから、自分が汚物製造機に過ぎないことも容易に理解できるだろう。



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