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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・茶道 〜-1

〜 火曜日 ・ 茶道 〜




 学園の嗜みとして、古典芸能は一通り教授される。 それは所謂『学園流』の芸能以外に、そのものが本来あるべき姿も平行して教えられる。 例えば『茶道』であれば、副教科一貫として、かつて旧世紀の昭和から平成にかけて栄えた『表千家』を基調とした、正式な手前を学園で学ぶ。

 帛紗の折り方、帛紗のつけ方、帛紗さばき、茶器・茶杓を帛紗で拭く手筈、茶筅通し、茶巾の畳み方、茶碗の拭き方、薄茶の点て方。 正規の割り稽古によって、主(あるじ)として茶を振舞う一連の流れを学ぶことで、1つ1つの動作に潜む意味を把握する力を涵養する。 客(きゃく)として茶席に連なる作法にも、座り方、立ち方、辞儀の仕方、襖の開け閉め、歩き方といった基本中の基本から、席入り、床拝見、釜拝見、扇子の置き方といった茶道特有の振舞、更にはお菓子の頂き方、薄茶の頂き方、茶器や茶杓の拝見の仕方に至るまであるが、一通りすべて学ぶことで日常の動作が洗練される。 行動の芸術と評された茶道は、図らずも学園の教育理念に合致する。

 ただし、正規の作法を学ぶのはAグループに進級して以降の話。 現在の私たちCグループは、あくまで『学園での』嗜みを学ぶ。 つまり、このクラスが体験する茶道は、学園生活に一貫して流れる汚物嗜好の延長だ。上品でエレガントな動きにかえて、下品で情けなく惨めな所作を。 凛とした美しさにかえて、庸としたはしたなさを。 タンニンの渋味で彩られたお茶にかえて、アンモニアの酸味に満ちた黄尿を、だ。

 
 ……。


 2限を終えたところで、生徒に登下校服を身につけさせる。 尿道トレーニング用の箱を各自に持たせた上で廊下に出て、番号順に2列縦隊に並ばせる。 初めての教室移動だ。 これからB棟とC棟の間にある、F棟へ向かう。 なお学園では、HR(ホームルーム)教室は全裸で過ごさせる決まりな一方、HR以外の教室および教室間の移動時には、廊下を体液で汚したりしないよう、また他クラスに醜い膣という臓器を露出する恥を控えるよう、登下校服着用が基本だ。

 F棟には中教室が集まっている。 その中には、奥に茶室様の小スペースが仕切られた畳敷きの教室、通称『和室』がある。 上履きは教室前の靴箱へ番号順に入れさせ、登下校服もここで脱がせて併せて靴箱におさめさせる。 洋風教室とちがって椅子がなく、また座布団もない。 敢えて指示を出さずに黙って立っていると、入口から入った生徒たちは、オドオドと私の様子を伺いつつ、教室の席順を和室の中に再現した。 つまり、私が立っている場所をHR教室教壇に見立て、HR教室で自分たちの席があった場所に移動した。 

 和室といっても、チャイムはチャイム。 10時45分の鐘の音にあわせ、22番が号令をかけた。  
 教室を移動したため、礼の後に点呼をとる。 一見して全員揃っているのは分かりきっているけれど、移動教室では点呼をとるという、これも練習だ。 体感ではあるが、10秒ギリギリで全員が番号を言い終えた。 着席、と指示すれば、畳に直に正座した。 中々いい判断といえる。 正座は、胡坐や体育座りよりも、この場の雰囲気に似つかわしい。

 正副委員長を前に呼ぶ。 棚に並んだ萩焼の『茶わん』を、委員長に全員分運ばせる。 同じく棚の小箱にある『茶杓』を、副委員長に人数分並べさせる。 どちらも名物には程遠いが、決して間に合わせの安物ではない。 萩焼特有の、素朴で飾らない釉薬で丁寧に彩られた、立派な碗。

 35人各自の前に茶碗と茶杓がいきわたったところで、副委員長の30番をもう一度前に呼ぶ。

「次の2時間は『茶道』です。 1、2限を応用して、しっかり自分の頭で考えて、自分達に相応しい儀礼を体現しましょう」

 和装の教室や、いかにもお茶、という雰囲気からおよそ見当がついていたのだろう。 生徒からは、意外な驚きは伝わってこない。 まだ集中力は持続しているようで、懸命な視線を私と30番に向けている。

「茶道に限らず『道』と名の付くものは精神です。 心です。 お茶というものを通して、無様でみっともなく、淫らではしたない姿を謙虚に受け止め、真摯に表現する。 1つ1つの所作は精神を表すものですから、お前たちが人並みに賢いならば、何も説明しなくても最初から出来ます。 ただ、実際はどうかというと……委員長、22番。 答えなさい」

「あ……はい! あの……チツマンコをいやらしく弄ることしかできない私達は、人並みどころかマンカスで淫乱な低能です。 ど、どうすればいいか、い、インチツを濡らして考えますので、御教授をよろしくお願いします!」



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