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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 号令 〜-2

「宜しい。 それでは、全員22番を参考に、姿勢をただしなさい。 10秒以内ですよ」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

 ササッ。

 5人列が7組。 股を割って胸を強調する裸の列。 羞恥心で顔を赤らめてはいるが、下を向く生徒はいない。

「全員がこの姿勢で、私の入室を待つように。 宜しいですね」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

 返事を終えれば即座に口が半開きになった。 気持ちを引き締めつつ、身体をだらしなく保つのも1つの訓練であり、突き詰めれば感情と身体のコントロールが磨かれるのだ。

「私が教壇についてから、すぐに礼と出欠をとります。 号令と報告は『委員長』の仕事で、『委員長』が不在であれば『副委員長』が代行することになります。 1学期の委員長、副委員長は私から指名しますので、しっかり勤めるように。 クラスで最も大切な仕事の1つです」

 ここで1つ呼吸を置く。 昨日の動きから、委員長は私の中で決まっている。 副委員長はとなると候補は数人が横並びだ。 ならば、いっそ彼女に命じよう。

「22番。 委員長を命じます」

「ハイ! ありがとうございます! インケツの皺を伸ばして拝命します!」

 いい返事だ。 昨日も思ったのだが、よくまあ『インケツの皺』やら『拝命』だなんて、教えられたわけでもないのにアドリブで合わせられるものだ。 私に叱られることを想定していないとも思えないし、出る杭は打たれるというが、打たれることを怖れるよりは、工夫を凝らす方が成長が早いというものだ。 資質としては決して悪くはない。

「30番。 副委員長を命じます」

「っ……! は、ハイ!」

「あら。 それだけかしら」

「あの、ありがとうございます! い、インケツのし、皺を伸ばして、その、拝命します!」

 動揺をみせつつも、それなりの答えがかえってきた。 
 委員長にまとめ役で賢いタイプがはまるなら、副委員長は反対なタイプでいい。 つまり叱られ役で愚鈍なタイプだ。 かといって本当に鈍いものは困るのだが、30番はその点学習能力はありそうだし、運も感じる。 私は、迷ったときは必ず自分の直感を信じてここまできた。 これからもそうあるつもりだ。

 青ざめる30番に構わず、22番に振り向く。 
 一見すると美人でもなく豊満なわけでもない。 それでも長い睫の下ある黒い瞳には、凛とした何か、他の生徒とは違う何かが漂っているような、そんな気がする。

「号令はHR、講義すべての最初と最後。 始まりは『起立、気をつけ、礼』を委員長がいって、併せて全員が席をたって気をつけをしなさい。 『礼』に合わせて全員でお辞儀。 礼の角度は45°では足りません。 90°です。 頭頂部が見えるまで頭を下げ、4つ数えてから直りなさい。 直った直後に全員で『ご指導よろしくお願いします』と大きな声で揃えること。 声を出す時は、顔と目線は常にあげる。 挨拶が終わったら級長は『着席』といいなさい。 そろって腰を下ろし、規定の姿勢をとるように。 『気をつけ』ですが、特に指定がない場合は手を横につけて背筋を伸ばす、一般の姿勢をとりなさい。 委員長、ここまでの流れは宜しい?」

「ハイ! インチツの奥で理解します!」

「では一度やってみましょう。 委員長」

「ハイ! ……起立、気をつけッ!」

 ガタッ、ガタタッ。
 一斉に直立する。 これまでは第1・3姿勢が中心だっただけに、凛とした直立が新鮮だ。

「礼ッ! 1、2、3……4!」

 カウントをとったのは22番のアドリブだ。 頭をさげて1から4まで数えたので、礼を終えるところまで、全員の動作が一度で揃った。

「「ご指導よろしくお願いします!」」

 挨拶は、僅かにズレた。 22番に合わせようとし過ぎて、声の大きさも小さかった。 とはいえ最初はこんなものだろう。

「着席ッ!」

 ガタッ、ガタタッ。

 椅子に腰を落とすなり、すばやく広がる35つの股間。 座る姿勢は相変わらず間が抜けて、みっともなく口が開く。 恥ずかしい姿勢とは裏腹に、私を見つめる生徒たちの瞳は真剣そのものだ。 今の挨拶がどうなのか、22番以外も私の評価を待っているらしい。

「もう一度」

 当然である。 
 合格点であろうとなかろうと、一度で終えるつもりはない。 どこが悪いのかも、敢えてコメントするつもりはない。 やり直しを繰り返すことが、私の意を汲む習慣に繋がる。 

「ハイ! ご指導ありがとうございます、インチツの奥から感謝します。 起立ッ、気をつけぇッ!」

 間髪入れず22番が号令をかけた。 この調子ならモノになるのも早いだろう。


 ……。

 
 トータルで20回ほど繰り返し、始まりの号令は形になった。 22番が『1、2、3、4』とカウントせずとも、頭を上げるタイミングと挨拶するタイミングが、最後の数回はコンマ1秒内で揃っていた。 続いて終わりの号令だ。 『ご指導よろしくお願いします』が『ご指導ありがとうございました』に変わるだけなので、5回繰り返したところでピタリと揃った。
 出欠の練習もさせた。 委員長が『点呼始め』と叫び、1番から順に『いち!』『に!』『さん!』と声を張る。 35人全員が、自分の番号通りの順番を守り、10秒以内に番号を告げれば合格だ。 私の好みで、出欠は第3姿勢でとることにする。 凛とした姿勢で号令をかけた直後なためか、同じことをしているだけなのに、よりはしたない印象になる。 10度繰り返して20秒すらきれなかったので、反応が遅い、遅くないにかかわらず、一回りする都度5、6人の頬を鞭で張る。 どうにか10秒の壁を破るの23回ほどかかり、都合32回でコンスタントに9秒台がでるようになった。 何事も慣れ、すなわち経験だ。



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