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半獣奇譚
【獣姦 官能小説】

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半獣奇譚-5

「私のそこは臭い?」

「いえ、いい香りでございます。」

「どんな匂いがする?」

「そりゃあ、奥様の香りに相違ありません。」

「私って・・・臭うの!?」

飛び跳ねてしまった。
毎日、ぬかの袋で丹念に洗い、汗をかいたならこまめに拭った。
それでも私は臭かったのだろうか!?
たしかに・・・腋は汗臭いし、微妙な部分はちょっとぐらい匂ったかも知れない。

「いつぞや奥様が河原の楡の木陰にお座りになられたでしょ?あの時の匂いは片時も忘れておりません。」

たしかにかなり前、どうにも我慢できなくて木の陰にしゃがんだ事もあった。
それを知るのはこの世で唯一、クマしかいないはずだ。

「ゼッ・・タイ!絶対それを誰にも言っちゃダメよ!!」

「承知いたしました。」

そう言って、クマはふふふ・・・と肩を震わせた。

「笑った!?なにがおかしいのよ!」

「だって奥様、そんな事・・・人間とは難しいものでございますね・・・」


お尻の匂いを嗅ぎたがるから、今度は好きにさせてみた。
私は犬のようにベッドの上に腹這いでクマの気が済むまでお尻をクマの顔に向ける。
本当はその下の裂けた部分がウズウズして堪らないのだけど、お尻の穴を冷たい鼻先でくすぐられてるのもおかしな感じにゾクときた。
何やら得体の知れぬ、熱い興奮に震える。

臭いかどうか聞いてみようとしたけど、私は本当に気がおかしくなってしまいそうで聞けなかった。
もしかしたら、とうにおかしくなってしまって死んだ愛犬の慈しみを男に被せた幻惑をみているのかも知れない。

ふと、気がつけばクマがいなくなって、私ひとりが裸でこうしているような事にならないよう・・・祈るより他にない。

「そろそろ、情を交わしましょうよ。おなかが空いてきちゃったわ。」

うつ伏せのままで指を入れて手淫の真似をしてみた。
こんなところを見せられるのも、クマだけでこれほど気を許せる者など他にはいないのかも知れない。

「あぁっ!・・・あっ・・太い、ちょっと・・・あぁんっ・・・」

後ろから挿入されたものはあまりにも太くてゴリゴリとたちどころに子宮を押し上げている。


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