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浜辺の恋
【同性愛♀ 官能小説】

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18.最終話-1

18.最終話

今年も待望の日が近づいてきた。

サーフィンとジョギングをして体力をつける。
仕事と家庭の調整をする。
体調を完璧に整える。


美海ねぇとリョータさんは、相変わらず仲がいい。
セックスも普通にしているらしい。
でも、美海ねぇの『普通』と、
リョータさんの『普通』は違う。

私と沙織も、とても上手くいってる。
沙織は、遺伝子結合技術で無事、出産した。
私に似た、元気のいい女の子だ。
沙織は相変わらず私一筋で、可愛くて仕方がない。
調教は続いてるけど、無茶なことはしたくない。

結局、私と美海ねぇは、以前の関係に戻った。
沙織の事を考えると胸が痛む。

私達は家族を欺く。
でも、どうしようもない。
私達はお互いでないと満足できないんだ。
私達はこうやって育ってきたんだ。

私達は一年に一度だけ、誰にも邪魔されないで、
思い切りセックスを楽しむ。


地方のホテルに、偽名で予約を取る。
あらかじめ荷物を送っておく。

ドアの外ノブに札を下げておく。
部屋のフロアとバスルームに、
先に送ってある防水シーツを引く。
外に出なくてもいいように、
食べる物を買い込んでおく。

準備を完璧に済ませる。

私達は長い長いキスをする。
私が小学校4年生のとき、
中学2年の美海ねぇが抱いてくれた。

お互いにパートナーができて、
途中途切れた事もあったけど、
私たちは性行為を続けてきた。

子供の頃からしてきた事を最初から繰り返す。

二人で全裸になる。
バスルームで、美海ねぇが、
立たせたままの私の性器を拡げて舐める。
長旅だったけど、まだ洗っていない。

私はそのまま放尿を始める。
美海ねぇは顔で受けて、
目を閉じて心地好さそうにする。

部屋のフロアに仰向けに寝かされる。
美海ねぇは、私の肛門を指で解しながら、
クリトリスを擦ってくる。
私が溢れさせる愛液を吸い続ける。

美海ねぇが欲しい物は、昔から変わらない


病気にならない様に、
ウンチが尿道や膣に入らないように気をつける。
でも、夢中になるとそんな事考えられない。

美海ねぇのウンチで、クリトリスを嬲られるのは、
息が止まるほどに気持ちがいい。

尿路感染症にならないように、
とにかくたくさん水を飲んでオシッコをする。
お互いの身体に掛け合って、
防水シーツの上でビシャビシャになって、
抱き合ってのたうち回る。

便を塗り付けた私の手首が、
美海ねぇの性器に沈んでいく。
汚い音を立てて膣を滑らせると、
美海ねぇは頭を振って興奮する。

カンジダ症にならないように、
膣内洗浄をしてあげる。


道具なんてもう必要ない。

美海ねぇは2人産んでるから、両手が膣に入る。
手を抜いて、ぽっかり開いた膣を覗き込む。
美海ねぇはGスポット刺激し、
私は固くなったクリトリスを激しく擦る。
同時に潮吹きして、
私は美海ねぇの膣内に射精し、
そのまま尿も注ぎ込む。

美海ねぇがじっくり調教してくれて、
直腸S状部も楽に通るようになった。
姿見には、
肘近くまで美海ねぇの腕が入ってる私が映る。
へその横あたりで、
身体の内側から優しく内臓を愛撫してくれる。


お腹が空いたら、買い込んである物を食べる。

「ちあ、なんか食べる?」
「口移しでちょうだい。アーン」
「あなた、まだ口にウンチ残ってるじゃない」
「美海ねぇのだからいいんだ」
「お行儀悪い子ねぇ」


部屋から出るのは、
下のレストランに食べに降りる時か、
アリバイ作りにレンタカーで、
ホテルの近くの景勝地に出かけるときだけだ。

昼も夜も無く求め合う。
唾液に塗れ、尿に塗れ、愛液に塗れる。

疲れたら、糞塗れのまま抱き合って眠る。


汚れた物を入れたポリ袋が増えていく。
終わりが近づいてくる。

「ちあ見て、これ」

泊まってる部屋をすっかり綺麗にし終わって、
後はチェックアウトするだけ。
多めにチップを置いて、ポリ袋を処分してもらう。
そしてこのホテルには二度とこない。

美海ねぇはキチンと服装を整えて、
ベッドに仰向けに寝てスマホを操作している。
私は歯磨きを終えて、美海ねぇの横に添い寝する。

「んー?何見てんの?」
「あなたの写真」

美海ねぇが、画面を見せてくれる。
私が四つん這いになって、
泣き顔でこっちを見ている。
肛門から美海ねぇの腕が出ている。
美海ねぇが関係終了宣言した時の、
アナルフィストだ。

愛液が垂れて、
車のリアスペースに敷いた防水シーツにまで、
糸を引いている。

「懐かしいね」
「私、時々この写真を見ながら一人でするのよ」
「また来年まで、写真で我慢して」
私は美海ねぇの首筋にキスをする。
「愛してるわ、千晶」

私たちの恋は終わらない。
浜辺の恋は終わらない。


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