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さおり、12歳
【ロリ 官能小説】

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エンターティナー G-1

 さおりの今日の顧客は歌手のG。
 往年のスーパーアイドルで母のさゆりもファンだったそうで、かなり本気で羨ましがっていた。 
 彼はアイドルとしての旬を過ぎても、歌に、ダンスにと精進を怠らなかったのが実を結び、バブル期に派手なステージングのエンターティナーとして復活を遂げ、以後ずっと一定の人気を保っている。
 60歳に近くなった今でもスリムな筋肉質の体を誇り、一筋の白髪すら見せず、顔の皺もメイクでカバーして20歳は若く見せているし、ダンスパフォーマンスにも衰えを見せない、そのためには相当の努力が必要だが、彼はその努力を惜しまないのだ。
 とは言え、熱心なファンばかりが集うリサイタルやディナーショーならともかく、TVに出る時の彼は度を越した若作りを揶揄されている感は否めない、なにしろ10代の頃から知られているから実年齢も隠しようがなく、好んで歌う曲は、彼が復活を遂げた、日本がバブル景気で沸いていた頃の「ゴージャス」な雰囲気のもの、歌唱もダンスパフォーマンスも充分なクオリティを持っているのだが、どうしても少し古臭く、「時代に取り残された」感が否めない。
 彼の努力や実力には敬意を払っていても、「かつてのスーパーアイドルが未だに頑張っている」と言う扱いをされてしまう。
 しかし、彼はそれを承知の上でTVにも出演する、「ド派手」で「ゴージャス」なエンターティナーであり続けることは彼のポリシーであり生き方そのもの、既に彼より若い世代になってしまっているプロデューサーの目や耳には古臭く写るとしても、彼と同じ時代を生きて来たファンに「かっこいい」と評価してもらえればそれで充分、リサイタルやディナーショーには来られないファンにも自分がまだまだ現役で頑張っていることを見せるにはTV出演は外せない。
 
 そんなGではあるが、体の衰えは感じないわけにはいかない、いくら気持ちを若く保ち、ジムで体を鍛え、外見を取り繕ってももうすぐ還暦を迎えるのは事実、思うように体が動いてくれないこともしばしばあるし、無理をすればどうしても疲れが残る。
 幾度か結婚に失敗した末に、今は25歳も若い妻を持っているが、彼女の欲情を満たしてやれないことも多く、最近はあまり求められなくなっている。
 それは彼に恥をかかすまいとする妻の優しさでもあり、年々衰える体に鞭打って派手なステージを続けている体にとってはありがたいことではある、しかし、気持ちの上では今でも30代のつもりでいる彼は少しでも余力があれば妻を抱こうとしてきたのだが・・・。
 
 
 Gがさおりを知ったのはAを通して。
 今でこそ所属事務所は違うが、GはAが所属する事務所では伝説級のアイドルだった、そのたゆまぬ努力に最大級の敬意を払っている尊敬する大先輩、Gもかつての自分に劣らぬ人気を博し、目指す方向は違っていても常に努力を惜しまないAに敬意を持って接してくれるから非常に仲は良い。
 そしてGも心許せるAになら少々弱音も吐ける。
 
「実はここのところ夫婦生活もないんだよ」
「Gさんらしくないじゃないですか」
「いやぁ、流石に衰えたな・・・こないだ、その気はあっても体がいうことを聞かなかったんだ、抱き寄せたは良いけど出来ないって、ショックだよ」
「そんなことが?」
「うん、妻は『きっと疲れてるのよ』とか言ってくれたんだけどね、自分じゃ行けるつもりで、抱きたい気持ちもちゃんとあるのにダメだと落ち込むよ」
「実際、疲れてたんじゃないですか?俺だってクタクタだとそんな気にもなりませんもん」
「いや、行こうとするくらいだからさ、そんなに疲れてなかったんだよ、それでダメだとちょっと怖くなるな・・・」
「怖くなる・・・ですか?」
「まだ君にはわからないと思うけどさ、もう男として涸れかかってるんじゃないかって思っちゃうわけ、それを認めざるを得なくなるのが怖いんだよ」
「はあ・・・」
「まあ、そのうち再チャレンジしてみるよ」
「・・・あの・・・それでもしダメだったら・・・」
「おいおい、恐ろしいこと言わないでくれよ」
「いや・・・マジで・・・もしそんなことがあったら・・・」
「その時は・・・引退する潮時かもなぁ・・・男としても、エンターティナーとしてもね」
「男としての自信が戻ればいいんですよね」
「まあ、そういうことだよな」
「・・・実は、いい娘を知ってるんですよ・・・」
 
 
 そんなわけで、Gは今日と言う日を半ば楽しみに、半ば恐れながら迎えた。
 Aはその娘相手に「抜かず三発」を経験したと言う・・・Aの話を聞く限り、男としての自信を取り戻すのにうってつけの娘だとは思う、しかし、もしそれでもダメだったら、と思うと・・・。
 
 
「さおりと申します、よろしくお願いします」
 さおりを目の前にしてGは少し戸惑った。
 デビュー当時にはまだ中学生の女性アイドルも多々いて、Gもまだ高校生だったのでそれなりにときめいたりもした記憶がある、12歳の小6だと聞いていたが、今の子は成長も速いからもう少し大人びた感じなのだろうと思っていた、しかし実際のさおりは小柄で細身、服の上からでも胸がほとんどないのがわかるし、ミニスカートから覗く太腿もあくまで細い、Gの好みからすると少し幼過ぎる・・・。


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