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【箱庭の住人達〜荊の苑〜】
【学園物 官能小説】

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第二話-7

◆  ◆  ◆

「ん……、夜刀神君。きて……」
 夕暮れ時の二人きりの教室内。
 佐伯は机に腰を下ろすと少年を誘う。ストッキングも下着も既に脱ぎ去っていた。蜜に濡れる陰裂に軽く指を這わせ、卑猥な水音を響かせる。
 孝顕が静に椅子から立ち上がった。慣れた動作で避妊具をつけ、佐伯の淫液を己にまぶし、ゆっくりと膣洞へ埋め込んでいく。
「んは……」
 根元まで納まると佐伯は満足げに身体を震わせた。
 じんわりと蠢く肉襞の刺激に孝顕の眉間のしわが深くなった。身体の奥にたまる感覚を逃がすように、意識的に深い呼吸を繰り返す。右手を机にかけ、左手を彼女の腰に回した。
「夜刀神君……」
 甘い声で催促され、孝顕は緩やかに腰を使い始めた。彼女の指示に従い、単調な前後運動にグラインドを加え、慣れるに従いピッチを上げていく。浅い場所を執拗に擦りあげたかと思えば、大きく深く抉るように膣洞全体を掻き回した。
「はああんっ……、はぁ……、ああんっ……」
 痺れにも似た感覚が佐伯の腰の奥に溜まっていく。中心を穿たれる度に感覚は溢れ出しそうになり、えも言われぬ快感を呼び起こした。
 喘ぐ佐伯をよそに孝顕は淡々と腰を動かす。不意に牡を締めあげられ、意識がそちらに釣られそうになりながら、ひたすら耐え続けていた。
「ああ……、いいわ……、凄くいい……。はああっ!」
 少年の動きに逆らうように、奥へ引き込もうと佐伯の媚肉は何度も収縮した。起立との密着度が増すと膣襞全体が強く擦られ、余りの気持ち良さに皮膚が粟立つ。片手で少年の頭部を抱き寄せると、感情が昂るまま耳朶に舌を這わせた。
「――っ」
 孝顕は唸るように息を吐き出し眉根を寄せた。歯を食いしばり顔を横へ逸らして女教師を視界から外す。一旦抽送を止め根元まで牡を埋め込むと、腰を密着させて不快を表すように荒く揺さぶる。
 奥まで嵌りこんだ牡の先端が子宮口をくすぐり、佐伯は尿意にも似た強い快感に襲われた。
「んはあっ! あんっ……、あ、あっ、あ……っ!」
 彼女の口からあられもない声があがる。思いの外響いた声に驚き唇を噛みしめるが、零れる艶声が途切れる事はない。
「あっ、あっ、はんっ……、だ、駄目……っ、それ駄目ぇ……」
 少年の腰に巻きついていた佐伯の脚が、不自然に痙攣しほどけ落ちるまで責めが続けられた。下半身を震わせ肩で息をしながら、軽く上り詰めた佐伯は恍惚とする。
 再び少年がゆるゆると動き始めたが、直ぐに荒い動作に変わった。二人に合わせ、机がガタガタと揺れる。
「はあっ、ぁあっ……んふっ、んあ、んっ……っ」
「――っ、はっ……」
 吐息が大きく乱れ不意に身体が力む。少年に限界が近づいていた。
「待って……。駄目よ、まだ、……もう少しだけ、我慢して」
「……っ」
 佐伯の声に、孝顕は腰を止めずに射精感を無理やり抑え込む。
「んん……。そう、駄目よ、……まだ駄目」
 言いながらも彼女の媚肉はうねり限界まで張り詰めた牡を扱いた。やる事という事が違う佐伯に、少年は内心で毒づきながら腰を強く打ちつけていく。肉がぶつかる音と粘着音が入り混じり、教室内に淫靡に響き渡った。
「ん、はぁああんっ、ああっ……、いい――……、もっと……」
 快楽に浸った声を漏らし、佐伯は時に仰け反り、自分を激しく穿つ熱杭を締めつける。
 耳元の吐息に嫌悪を感じながら少年は無言で応じ続けた。卑猥な喘ぎ声を払い落とすように目蓋を閉じ、何も考えずに自分の役割に没頭する。
 徐々に佐伯の興奮が高まり、零れる吐息がスタッカートを切り始めた。荒い抽送を小刻みに変え、孝顕は最奥へ牡を擦り付けるように腰を押し付ける。殆ど密着させた腰を上下左右に激しく揺さぶり、繰り返しグラインドさせた。
 一気に二人は昇り詰める。
 佐伯の白い腹が震え少年は避妊具ごし、彼女の中で果てた。



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