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さおり、12歳
【ロリ 官能小説】

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AV男優 F-1

 カリスマ○○と言う呼び名がある、バブルの頃はやたらと「カリスマ」が増えた。
 例えばカリスマ美容師、料金は高くてもそう呼ばれる美容師にカットしてもらうことで自分も少し上等な人間になったような錯覚を起こさせる・・・しかし、それだけだ。
 本物の名人は自分をカリスマだなどと呼ばせたりはしない、そう呼ばせることで実態のない付加価値があるように見せていただけのこと、もちろん、カリスマと呼ばれるようになるには人一倍の精進が必要だが、そう呼ばれることに慣れきった時点でもう進歩は止まってしまう。
 Fも80年代にカリスマAV男優と呼ばれ、もてはやされた。
 しかし、名ばかりのカリスマと違い、Fは本物だった、AV女優を狂わせる巧みな指使いの愛撫を武器に有名になったFは、潮吹き、Gスポットと次々に新技を開発、最近もポルチオセックスを世に広めている。
 もう60歳に近いのだが未だに健在、と言うより元々指技が売り、精力の衰えは当然あるのだろうが、それを補う技を持っているから続けられるのだ。
 むしろ、殊更に彼の名前が強調されなくなった今のほうが作品としての出来は良くなっているかもしれない。
 
「Fさんって、AV男優のFさんですか?」
「そうだよ」
「AVの男優さんならセックスは飽き飽きなんじゃ・・・」
「そういうものでもないらしいね、仕事とプライベートじゃ別らしい、それに本物のロリとはどんなものか興味があるんだそうだ」
「そうか・・・AVなら擬似ですからね」
「そういうことなんだろうね、行ってくれるか?」
「もちろんです、ゴールドフィンガーって有名ですから」
「いや、仕事じゃないからそこは期待しないほうがいいよ」
「ええ、でもやっぱりちょっと期待しちゃうな・・・」
 
 
 待ち合わせのホテルの部屋、Fはガウンでくつろいだ様子、AVで見たそのままだ。
 60歳に近いはずだが一見して10歳以上は若く見える、近寄るとさすがに顔の皺は目立つが、よほど節制し、鍛えて体型の維持に努めているのだろう、ガウンから覗く胸は逞しさを失っていないし、腹筋だって割れている。
 
「さおりと申します、今日はよろしくお願いします」
「うん・・・そうかぁ、12歳ってこのくらいの背丈なのか」
「あ、私は小さいほうで・・・平均だともう5センチくらいは」
「そうなんだ・・・それでもこれくらいだよね、思ったよりも小さいな・・・」
 Fはさおりの頭に手をかざして測るようなしぐさ・・・目は真剣だ。
「あの・・・私はあんまり胸ありませんけど、Bカップくらいの娘も割と普通に・・・」
「あ、いや、つい測るみたいにしちゃったけど、今日はプライベートの楽しみなんだ、大きい胸はそれこそ嫌ってほど見慣れてるからさ、その小さいって胸を見せてくれる?・・・あ、また仕事みたいに・・・」
「無理にお仕事から離れる必要もないんじゃありません?」
「それもそうだね、興味があるものは仕方がないよな、でもモルモットになったみたいな気がしない?」
「モルモット可愛いですから・・・小動物のように可愛がっていただけるなら」
「うん、君が入ってきた時ね、『おお、いいな』って思ったんだ、確かに仕事で毎日のようにセックスするんだけどさ、君は凄く特別に見えたから」
「ありがとうございます」
「こないだロリ系の新人と絡んでさ、彼女、145くらいしかなくて、胸もお尻も小さかったんだ、AVでロリを謳ってても18歳以上なことは間違いないし、いくらなんでも無理があるだろう?ってのもざらなんだけどさ、その点彼女は新鮮だったんだ、本物じゃないのは仕方がないけどかなり近いんだろうって思った、でも考えてみると本物のロリって知らないんだよな、この仕事35年くらいやってるけど」
「それで、本物の12歳はどんなものだろうと?」
「そうなんだ、観察みたいなことするかもしれないけどいいかな?」
「どうぞお気の済むまで、お気に召すといいんですけど」
「もう既に興味津々だし、楽しみだよ」


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