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相性が良いのよ
【その他 官能小説】

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相性が良いのよ-6

 三週間過ぎた日曜日、ゆっくりと目を覚ました涼太は隣に寝ている塔子を見る。塔子は目を覚ました。

「涼太さん、どうしたの・・・・・身体の調子が悪いの?」

「どうして、・・・・・・今日は日曜日だよ」

「そうか、初めてね、こんなにゆっくり目を覚ましたのは・・・・・私もお休み・・・・・抱いて」

「涼太さん・・・・・男だね」

「何で急に?」

「夜間陰茎勃起現象(やかんいんけいぼっきげんしょう)一般に朝立ちと言ってね。ほら、涼太さんのおちんちん、固くなって勃起しているでしょう・・・・・・・ふふふふ」

「何が可笑しいの、人のパンツの中に手を入れて塔子さん」

「男の人、若い人に多いと言われているの、確認した。こうしたら気持ちが良い涼太さん?」

「気持ちが良いけれど、なんか擦られているみたい」

「舐めて濡らすといいんだ・・・・・・・・」

「そんなところを舐めないでよ」

「愛情の表れよ、塔子の愛を涼太さんに伝えているの」

「僕はどうするの、貰うだけなの」

「手を貸して・・・・・・ここ、女の性器、バギナ、おまんこ、・・・・・これ・・・・・どうクリトリス」

「濡れているが、コリコリしている」

「指で、撫でて、気持ちが良い」

「これでいいの・・・・・・・」

「気持ちがいい、オナニーってこんなにするんだ」

「一杯濡れてきたよ・・・・・・・」

「膣分泌液よ、愛液と言われているの、涼太さんに来てって訴えているの」

「僕が何処に」

「塔子にそこまで言わせるの・・・・・・・・・おちんちんをここに挿入するの。・・・・・・これ、ここに、上に来て私が入れるから・・・・・・・そうっとね、処女膜破れるとき出血するかな・・・・・・」

「暖かいね、なんか柔らかい壁で締め付けられている感じ」

「突いて・・・・・ゆっくりと・・・・・・・そう、大丈夫・・・・・気持ちがいい・・・・・・」

「僕も気持がいい・・・・セックスだね・・・・・・結ばれたね・・・・・・好い子供が授かると良いね塔子さん」

「私と涼太さんの子供よ、良い子に違いない・・・・・こんなに気持ちが良いなんて、講義では先生言わなかった」

「気持ちが好い・・・・・少し早くするよ・・・・・・・・何か出そう・・・・・・」

「涼太さんの精液・・・・・・一杯頂戴ね」

 塔子は、医学的に感じていたが次第に薄れて官能の世界に入っていった。自分も涼太に合わせて腰を突きだして神に与えられたセックスの魅惑の世界に入っていった。

「何か出そう・・・・出していい? 塔子さん」

「出して、・・・・・塔子一杯欲しい・・・・・」

 童貞男と処女の女が、誰の手も借りずに性交した。本能の力である。

「一杯出したのね涼太さん・・・・・・講義ではこの後の処理は教えて貰わなかった。ティッシュ取って・・・・・・・・こんなに出して、この中の一つだけが私の身体の中に入って卵子と結合、妊娠するの」

「これらは戦いに敗れた戦士の屍か」

「そうでもないのよ、他の女の人の中に入れると、卵子と結合するよ、浮気ね」


 二人は、入浴してまたセックス、昼時までに三回、喜びを満喫させた。

 それから日にちは過ぎるが、外科医である塔子は忙しくて時間がない、結婚しても夜の営みはまだ数える程で、あるが、それでも十日以上空いたことはなかったが、今回はほぼ三週間空いてしまって塔子は苛々していた。涼太は研究にのめり込んでしまえば世間の雑事は全く関係が無くなるのでさほど苦痛ではなかったが、塔子の方は忙しくなれば成る程、セックスへの欲が強くなる。

「今日は大丈夫、ゆっくり出来るから」

 ベッドの中で塔子は涼太に甘えた。涼太も久しぶりの塔子の肌に燃えていた。長いキスで溜まった思いをしっかりとお互いが認識する。塔子の乳房の先端が固くなり触感が鋭く、涼太が触れるとちいさな喘ぎと共に膣の奥から愛液が流れてくる。涼太の勃起を固く握る、

「涼太さん、ちょうだい、早く・・・・・塔子はもうしっかり濡れているの」

 涼太が重なって塔子が挿入に持っていき、

「涼太さん、挿入してよ・・・・・・」

 涼太が拾った二人を繋いだ塔子の携帯が鳴った。「呼び出し」馬鹿なこと、私の気持ちを踏みにじるの・・・・・・塔子は取ろうともしない。涼太が取って受信のスイッチを押して無理矢理塔子の耳に押し当てる。

「分かりました、すぐに行きます」

 未練を残して塔子はベッドを降りて支度をする。

「涼太さん、これよ」

 青いパンツを涼太の顔に被せた。涼太はそのままで上を向いて高ぶる気持を鎮めている。

「涼太さん・・・・・」

 呼ぶので顔に被せられた青いパンツをはずすと、塔子がスカートを両手でめくり上げて、真っ赤なパンティーを穿いた股間を見せて、

「涼太・・・・・・相性が良いのよ」

 にっこり笑ってスカートを降ろし、手を振ってドアーに消えた。

(おわり)


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