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さおり、12歳
【ロリ 官能小説】

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大御所芸人 B その1-1

 今夜さおりを待っているのはお笑い芸人のB。
 漫才ブームに乗ってお茶の間に浸透すると、頭の回転の速さを発揮して司会でも名を上げ、いまや大御所の一人に数えられている。
 Bの芸風はかなりアクの強いもの。
 最近は冠番組でも仕切りは後輩やアナウンサーに任せ、自身は毒の効いたギャグをポンポンと飛ばし、悪乗りして出演者だけでなく観覧者まで巻き込む大騒ぎを演じる。
 反面、社会派の番組なども持っていて、真逆の思想を持つ出演者を戦わせておいてギャグで混ぜ返すのも得意。
 
 Bが今回の顧客と聞いてさおりはちょっとだけ不安に思っている。
 なんだか捉えどころがないし、ちょっと気難しそうな印象も持っていたからなのだが、その不安は取り越し苦労だった。
 務めを終えて部屋を後にする時にはすっかりBの人柄に魅せられていたのだ。

 ・・・とは言っても第一印象は最悪だった。
「ちっちぇえなあ、お前、そんなんでセックスできるのかよ」
 わざわざセックスという言葉にアクセントをつけて言う。
 正直なところさおりはむっとした。
 (セックスするために呼んでおいて何?)という反発、(12歳と知ってて呼んだんだからそんなに小さいって強調しなくても良いじゃない)という不満、それに(やっぱりちょっと気難しい?)という印象も受けたのだ。
 しかし、高級コールガールのマナーとしてさおりは丁寧に応対する。
「すみません、小さすぎますか?クラスでも小さい方なんです」
「クラスでも、ってのが笑えるな、12歳って事は小学生だよな」
「はい、6年生です・・・あの、お気に召さなければキャンセルされても結構ですし、スケジュールの空いている者がいればチェンジもできますが、いかが致しましょう?」
「悪りぃ、ついまぜっかえす癖がついてるんだ・・・小学生にしちゃ礼儀正しいよな」
「いえ、先輩方に比べればまだまだ」
「小学生にしてはっつったんだよ・・・ああ、また言い方が良くねぇな、少学生でそれだけ丁寧な言葉遣いが出来りゃ立派なもんだと思うよ、伊達に高級コールガールやってねぇよな」
「ありがとうございます・・・でも本当に小さすぎるとご不満なら」
「いいんだ、いいんだ、まぁ、確かに想像してたよりまだ小さかったけどよ、小さいのは承知で呼んだんだから・・・今までにも客取ってるんだろ?」
「はい、まだ駆け出しではありますけど」
「それ、聞いとかないと壊しちまうんじゃないかって心配になるんだよな、あ、でも別に俺、マラがでけぇとかそういう事ないからさ、って言うかちっちぇんだよ、だからよ、小さい娘がいるって聞いて喜んじまったくらいでさ・・・こういう話し方が癖なんだよ、すぐ混ぜっ反したくなるしな、悪く思わないでくれよな」
「はい・・・お風呂を使わせていただいても?」
「ああ、いいよ」
 さおりがスカートに手をかけるとBはベッドの上に胡坐をかいて向こうを向いてしまう。
 さおりはいつものように後ろ向きで・・・しかし振り返って見ている気配は感じられない。
 ブラウスのボタンを全部外したところでゆっくり振り返るとやはり向こうを向いたまま・・・どうしたものかちょっと考えてしまう、全部脱いでしまおうか、それとも・・・。
 さおりは先にブラを外してからブラウスの前に手を添えて前を隠しながらBの前に正座した。
「・・・」
 Bはさおりの顔をまじまじと見るが、視線は下に下ろしてこない。
 さおりはBの前でブラウスの前を開いてみせる・・・まだほんのりとしか膨らんでない胸と僅かに隆起し始めたばかりの乳首が露わになると、Bはようやくそこへ視線を落す。
「まだこんな体ですけど、よろしくお願いします」
「・・・」
 Bは無言で頷いた。
 さおりはBの目の前でゆっくりとショーツを下ろし、ブラウスを肩から滑らせて落すとBの手を取った。
「ご一緒に」
「俺、さっき入ったよ」
 Bはそう言いながらも素直に浴室に向う。
 確かにBはバスローブ姿、さおりが到着する前に入浴していた事は想像に難くないが・・・。
 


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