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虹色の楽譜
【女性向け 官能小説】

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そう言うと奏くんは少し考えてから
「じゃぁ、これなら分かるよね」と
クスクス笑ってキラキラ星を弾きはじめた。

まるで幼稚園の先生のように身体を軽くゆすって
歌いながら弾く。

そんな奏くんの様子におかしくなって私も笑う。

楽しそうに一緒に歌う私を見て満足そうに笑った後
急に曲調が変わった。
あぁ。そう言えばキラキラ星ってきちんとしたクラシックなんだよね。
思い出した。

その部分をピアノが弾けない私から見たら
まさに妙技と言える指の動きで弾いたかと思うと
急に芝居がかってゆっくりと弾きだしたり
ジャズ風にアレンジして弾いたりと、ずっと私を笑わせてくれた。

2人で楽しく過ごした時間はピアノの音にかき消され
誰かがお店に入ってきたのに気がつかなかった。

「奏?」

その人は、ほんの少し眉をあげた。
奏くんはその人をお店のオーナーだと紹介してくれた。

「奏、そろそろ開店の準備だ。着替えたほうが良い。
それから。お嬢さんは是非、食事をして行ってください」




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