麗玩具-7
「自ら進んでAV女優になった、そう考えて良いのかな？」
「そうです、命と自由、そして平穏な生活の代償としてはおつりが来ます」
「・・・日本では考えられないような境遇にあったわけだが、それが奇跡を呼んだ・・・そんな気がするよ・・・あの娘の名前は？」
「トウシャン・・・桃に香りと書いてトウシャンと・・・10歳まではわけあって人目につかないように山の中で山菜等を採って暮らしておりました、10歳から15歳までは性玩具として飼われ、17歳までは娼館に・・・私の養子となって日本に住むようになって半年になります、そして今18歳、日本国籍も頂きました」
「日本名はあるのかな？」
「字はそのままでモモカと・・・その響きも気に入っているようです・・・」
「どちらで呼ばれたいのかな・・・」
「トウシャンは飼い主に付けられた名前・・・親につけてもらった名前がちゃんと別にあるのですが、わけあってそれは公にしていません、ですからモモカと呼ばれるのが一番・・・」
「そうか・・・そのわけと言うのは想像がつくが、その通りだとしたら確かに公には出来ないな・・・しかし、桃香が初めて世に出る時に相手役を務められて光栄だよ」
「ご贔屓に・・・」
「それは俺に言う言葉ではないだろう、このDVDを見た男は皆桃香に魅せられるだろうと思うね・・・・」
「17まで影の中でしか生きられず、おそらくはそのまま短すぎる一生を終えるはずだったあの娘が・・・」
「ああ、影の中で施された人体改造、培われてきた性戯が彼女を光り輝かせることだろう・・・」