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妖怪艶義〜かまいたち〜
【複数プレイ 官能小説】

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春風-1

2
次の瞬間、急に視界が暗くなった。
一番年上らしい女――夕凪が、瞬間移動みたいに目の前に現れたかと思うと、視界を手でふさいでしまったのだ。

「貴方を、押し‘倒して’差し上げます・・・」

暗い視界の向こうから、熟れた女の、微かな芳香(かお)りと熱が漂ってくる――それは暖かな感触になって、俺の口をぴったりふさいできた。

「んっ、ちぅ、んちゅぅぅ…」

突然のキスに戸惑う俺の口内に、舌がするりと侵入する。それは俺の舌を絡め捕り、口中を甘く蹂躙し始めた。

「んっ、んっ、んっ、ちゅううぅぅぅ・・・・っ!」

視覚を遮られているせいで、いやが上にも意識が口に集中する――そこでは夕凪の舌が、俺の粘膜を隅々までねぶり上げ、唾液を啜り、舌を絡め捕っている…

「んっ、んちゅぅ、んちゅうぅ・・・ぅふふっ…」

彼女は片手で視界をふさぎながら、もう片方の手で俺の頭を抱き締め、覆いかぶさるように口を吸ってくる。
女にキスだけでリードされる――その快感に、俺の身体から徐々に力が抜けていく。

「うわ〜…姉上の口吸い、相変わらずすげ〜…♪」
「うん…おにいちゃんも、すっごい気もちよさそぉ〜・・・あっ、つむじお姉ちゃん見て見てっ、おにいちゃんの‘ずぼん’、もぉ‘てんと’はっちゃってるよ〜…♪」

年下らしいふたり――旋風と春風がなにか言っている。でも、俺の意識は夕凪の舌に絡め捕られて、まったく抵抗できない。

「うわ、ホントだ…接吻だけであんなに勃(た)たせるなんて、情けないヤツ・・・♪」

そんな旋風の声が、ゆっくり近づいてくる。

「じゃ、次はアタシだな…おい、ちゃんとじっとしてろよ?変なトコ‘切っちゃう’かもだからな・・・」

遮られた視界越しに、パチンと指を鳴らす音が響く。その途端、ビュウッとつむじ風が吹き抜けて、肌を‘直に’撫でて過ぎていった――どうやら俺は、一瞬で裸に剥かれてしまったらしい。

「よし、成功〜!アハ、ホントにもう勃ってるじゃん♪」

突然、モノがひんやりと柔らかいものに包(くる)まれる――その感触に、思わず腰を引いてしまう。

「ウブな反応しやがって〜…うりうりうりうり〜〜♪」

ペニスを包んだものが、竿を扱くように上下し始める――それが旋風の手のひらだと気づいて、俺はますますモノを硬くしてしまう。

「へへっ、どんっどん勃ってきた…おまけにこんなトコまで勃てやがって・・・うりゃっ♪」

ぎゅうぅぅ…っと、旋風の指が乳首をひねり上げる。そのままグリグリと乱暴に捏ね回され、俺は呻き声をあげてしまう。

「うりゃうりゃっ♪どうだ〜、気持ちいいだろ〜?」
「駄目よ旋風…殿方の乳首は、もっと優しく扱わなくては。ほら、こんな風に…」

空いたほうの乳首にも、別の指が触れる――ゆっくりと焦らすように乳輪をなぞってから、カリカリと、優しくひっかくように乳頭を刺激。かと思えば往復ビンタみたいに、指の腹でねちっこく弾きはじめる。

「うー…姉上みたいにフクザツなこと、アタシにはできないよぉ〜・・・んーと、こんな感じかなぁ・・・・?」

姉の手管を見て、旋風の指使いにも変化があらわれる。乳首をつまむ指の力を調節して、くりくり、くりくりと、適度な刺激を与えてきたのだ――

「ん、そうよ…こちらの殿方も、凄く心地良さそう・・・こんなに腰をひくつかせて。ふふっ…んっ、ちゅぅ・・・」

旋風への指導を終えた夕凪が、また唇をかさねてくる。夕凪に口を吸われ、さらに旋風に乳首を捏ねられ――俺はどんどん追い詰められていく。

「うわ〜・・・おにいちゃんのおちんちん、もぉカッチカチだ〜…♪」

いつの間にか、足下に春風が座りこんでいた――年端もいかない少女の眼前に、限界まで勃起したモノが曝される。

「じゃ〜さいごは、はるかぜがい〜っぱい、‘おくすりぬって’あげるねっ♪」

懐からごそごそと小瓶を取り出し、その中身を手のひらにこぼす――薄桃色の液体はねばねばしていて、それがたっぷり、小さな手にまぶされていく…。

「へへっ、春風の手、キモチよさそうだろ…?すぐにイったらダメだかんな…♪」
「あの液体は、かまいたちに伝わる妙薬です。人体に影響はございませんので、存分に感じて下さいまし・・・」

左右の耳に囁かれながら、モノがゆっくり、春風の手に包まれる。ペニスが両手で包みこまれて、シェイクされるみたいに扱かれはじめた――

「んしょ、んしょ、んしょ・・・・」

一生懸命な手つきでしごかれるたび、ねとぉっ…と人肌の液体が竿に絡みついて、腰が震えるほどに心地いい。しかも‘妙薬’の効果か、モノが意思とは無関係にどんどん熱く、硬くなっていく。

「やらしー目で春風のコト見やがって・・・春風の手なんかが、そんなにイイのかよぉ…」
「あ〜っ、つむじお姉ちゃんひど〜いっ!ねぇねぇおにいちゃんっ、はるかぜの手、ちゃんときもちいいよね〜っ?」
「大丈夫よ春風…前に教えたみたいに、亀の頭や、玉の袋も触ってあげて…?」
「ぁっ、そうだった…は〜いっ♪」

夕凪に言われて、春風の手管が変化する――単調に扱くだけだったのが、片手で袋をきゅっきゅっと揉みこんでくる。ぬるぬるの手でタマを転がされ、思わず口からうめき声が、鈴口からは先走りがこぼれ出る。

「ふくろはモミモミ、カメさんはなでなで〜っ♪」

先走りを塗りひろげるように、春風のやわらかい手の腹が、鈴口を激しく撫で回す。
いまいち加減が分からないのか手つきはかなり乱暴なのに、先走りが格好の潤滑液になって、鋭い快感だけが股間を突き抜けていく――


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