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アパートの鍵、貸します
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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アパートの鍵、貸します-3

(いつかは……)
 人に貸すばかりでなく、自分のためにあの部屋を使いたい、と。
 かわいい彼女を連れ込んで、朝から晩まで一日中抱き通して、講義なんか気にすることなく
ともに眠る。そんな青春真っ盛りの時間を、できれば自分も過ごしてみたい、と。
 相手のあてだって、ないことはない。
 白藤麻里(しらふじまり)。
 大学で同じゼミになり、重なる講義も多かったので自然と話すようになった。映画や音楽の
趣味が近いため、互いのおすすめを教え合うことも多い。
 背中にさらりと伸びた黒髪と色白の整った顔立ちは、いかにも清楚なお嬢様といった印象を
周囲に与えるが、当の本人は結構気さくな性格で、智哉のような目立たないタイプの人間にも
笑顔で話しかけてくれた。
 その一方で身持ちが固いというか、守るべきところはしっかり守っているようで、これまで
麻里に恋愛話が持ち上がったことは一度もなかった。美人で人気のある麻里に彼氏がいないと
いう事実は学内でも不思議がられており、常に噂の的となっていた。
(だったら、俺がいつか、麻里ちゃんと……)
 今の生活にそれなりの満足感を覚えながら日々を過ごしつつも、智哉は胸にはいつもそんな
思いが燻っているのであった。

           *       *       *

「宮下、ヤりたい時に部屋貸してくれるんだって?」
 その日も、智哉は依頼を受けた。
 相手の名前は、新井流(あらいりゅう)。
 見た目から喋り方から全てが軽い感じで、まさに今風のお洒落な大学生といった男だ。
 一応知った顔ではあるが、特に話したことはない。女を取っかえ引っかえという話も聞くが、
それも所詮は噂の範囲内でしかなかった。
「いやー、友達から聞いてさ。彼女のションベン飲むとこ宮下に見られてすっげー興奮した、
とか言ってた。俺も今度やろっかなー。ま。俺はどっちかといえば飲ます派だけど」
「……」
 聞いてもいない趣味を勝手に暴露する流に、智哉は沈黙で応じた。
「貸すのは構わないけど……俺は何かするの?」
「んにゃ、いいわ。だんだんすげーことやって調教してくつもりだから、そん時には手伝って
もらうかもしんないけど、今回はとりあえず二人っきりにして」
 智哉の質問に、流は首を振って答えた。


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