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飛べない鳥の飛ばし方
【ファンタジー 官能小説】

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痛みと悦び-9


「ジルさん……酷い……」

「何で?気持ち良かったろ?」

「良かった、ですけど」

 リョウツゥが気持ち良くする筈なのに、と彼女はむくれる。

「くくっ、お前は可愛いなぁ」

 何だか馬鹿にされた気がして、リョウツゥは益々むくれた。

「次は、ジルさんの番です」

 リョウツゥはふわふわする頭を軽く振って、ジルの胸板にチュッとキスする。
 ジルはニヤニヤさながらリョウツゥにされるがままになっていた。

(余裕なのも、今だけですからねっ)

 妙な対抗意識を燃やし、リョウツゥはジルの肌に舌を這わす。

「ッ」

 胸の突起に口付けし、軽く口に含むとジルが反応した。
 男だってここは敏感なのだ。
 口に含んだまま舌で転がし、空いてる方は指で弄る。
 更に空いてる手を股間へと下げていくと、ジルのソコはすっかり勃ちあがってリョウツゥの舌の動きに合わせてピクピクしていた。

「ふッ」

 ジルが切なそうに息を吐いたので、リョウツゥは胸から腹筋へと舌を移動していく。
 その間もジルのモノを手で包むようにやわやわと揉みしだいていた。

(わ、硬い)

 手の中で徐々に質量を増していくソレにドキドキしながら逞しく引き締まった腹筋を舌でなぞり、青い茂みから生えたモノを改めて見る。
 ジルの分身は反り返り、てっぺんから涎の様に液体をしたたらせ、期待を滲ませてヒクついていた。

「し、失礼、します」

「くっ、お手柔らかに」

 リョウツゥの物言いがいちいち面白くてジルの笑いが止まらない。
 やっぱり馬鹿にされてる、と思ったリョウツゥは気合いを入れて顔を伏せた。
 てっぺんに口をつけて涎を啜ると、雄の匂いが鼻をつく。
 久しぶりの匂いにリョウツゥの下腹部がキュウッと反応した。

(やだ、さっきイッたばかりなのに)

 ジュワっと体液が流れて太ももを伝う感触にリョウツゥは羽を震わせた。

「?どした?」

「な、何でも、ないです」

 欲しい、と要求する身体を誤魔化し、棹の根元へと下がる。
 固くした舌を突き出して根元から上へ、てっぺんを辿ってカリの部分を一周し、また根元に戻っていく。
 そうやって全体に唾液を塗りながら、左手の平で袋をやわやわと揉んだ。



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