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忘れられない時間
【レイプ 官能小説】

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おそとでエッチ-6

「バイトはどうなの? 順調?」
「え? ああ、うん。仕事は慣れてきたけど、女の子が多いからかな……ちょっといろいろあって」
「いろいろって、何かあったの?」
「たいしたことじゃないんだけど……ほら、桃子と同じ大学の子がいるって言ったの覚えてる? あの須山さんって子」
「……うん」
 また出てきた。
 香苗の名前。
 あの子が絡むトラブルなら、ろくでもない話に決まってる。
「須山さん、ほかの女の子たちとうまくいかないらしくてさ。こう、いじめられたりしてるみたいで」
「香苗が……?」
 うまく想像できない。
 見た目は弱々しいが、中身は相当タフなはずだ。
 彼女が徒党を組んで誰かをいじめることはあっても、いじめられる側にまわることはまず考えにくい。
「それでね、嫌がらせされて辛いとか仕事終わった後によく相談されて……僕に言われても困るんだけど。でも話を聞かないと、ひどいって泣いちゃうし」
「……ふうん」
 頭の中で予測を立てる。
 おそらく、いじめられてるなんていうのは嘘。
 ユウの学校名を知って、未来のエリートと何か理由をつけて仲良くなっておきたいというのが本当のところだろう。
「で、いつでもいいんだけど……桃子、店に来てほしいんだ」
「え?」
「こう、須山さんってすごくベタベタしてきて嫌なんだよ。彼女いるって言ったんだけど、あんまり効き目なくて……みんなの前で桃子のこと紹介すれば、ちょっとは態度変わるだろ?」
「や、やだよ。なんでそんな」
 いまさら香苗にこっちから会いに行くなんて、絶対に嫌。
 逆効果どころか、別の火種を生むことになりかねない。
「だって、桃子以外の女の子にくっついて来られても迷惑なだけだし……あ、あれ」


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