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忘れられない時間
【レイプ 官能小説】

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裏切りと凌辱の夜A & 新たな恋の始まり-3

 坂崎が立ち上がり、香苗の傍に寄っていく。
 無惨に切られた髪をわしづかみにし、ぐらぐらと揺さぶる。
「やめて、やめてよおっ!」
 香苗のかん高い声が響いた。
 血走った強気な目。
 相手を噛み殺さんばかりの表情。
 いつも弱々しく見えていたのは演技だったのだとよくわかる。
「どうだ、少しは反省したか?」 
「反省って何!? わたし、なんにも悪いことなんかしてないのに」
「……嘘をついて友達をレイプさせるのは、悪いことじゃないのかい?」
「なにそれ……桃子ちゃんから聞いたの? 桃子! ここにいるの? あんたのせいで、わたしこんな……許さないから、絶対に許さないから!」
 香苗が暴れるたび、頭上の金具がガシャガシャと鳴った。

 輪の中にいる中年の男たちがゲラゲラと笑う。
「威勢がいいな。許さないってどうするんだ、ここから生きて帰れる保証もないのに」
「薬が切れてきたんじゃないのか、追加しておけよ」
 おまえが使ったようなオモチャじゃない。
 本物をたっぷり味わわせてやる。
 坂崎の横から、男が香苗の腕をつかんで注射器の針を刺した。
 透明の液体が腕の中に吸い込まれていく。
 強気だった目に怯えが宿る。
「や、いや、その薬だめ、あ、いやあああっ……!」
 香苗の背中がのけ反り、激しい痙攣が始まった。
 大きな乳房の先端が、目に見えて赤く染まりピンと尖る。
 だらしなく開いたままの股間からは、壊れた水道のようにびしゃびしゃと体液が流れ落ちていく。
 赤い舌を犬のようにだらりと垂らし、はあ、はあ、と息を荒げながら涎を滴らせる。
 坂崎が鞭を振り上げ、香苗の濡れた割れ目を力いっぱい打った。
 断末魔のような悲鳴。
「おまえが桃子にしたことを、正直に言ってみろ」
「わ……わたし、悪く、ない……そうよ、あ、あいつらが、勝手に」
「う、嘘だ! 香苗が、香苗が全部仕組んだんじゃないか」
「俺たちは騙されただけだ、何も知らなかったんだ」
 だから許してくれ。
 俺だけは。
 わたしだけは。
 醜い保身。
 良也はただ頭を抱えて怯えているだけだった。
 そういえば、あのときも彼は桃子のほうを見ようともしなかった。
 なんだ。
 つまらない男。
 もはや、いったいどこが好きだったのかもよく思い出せない。
 可哀そうに思えてくるほど小さくしぼんだ男性器。
 その部分を狙って、男たちの凄まじい蹴りが飛ぶ。
 絶叫。
 思わず耳を塞いだ。
数人の男たちが香苗の縄を解いて引きずり下ろす。
桃子の腕の倍の太さはありそうな黒いバイブレーターが、香苗の股間にみしみしとめりこんでいく。
「いやあああっ! やめて、やめてよおおおっ!」
「自分がした悪さも思い出せないのか。しょうがない女だな」
「わ、悪いのは、桃子じゃない! あんな、あんな子に、わたしが負けるわけないのに!」
 たいして可愛くもないのに、調子にのってたから。
 嫌い。
 わたしより好かれる子は、みんな嫌い。
「ほう、まだそんなことを言う元気があるのか」
 疑似性器が香苗の膣を引き裂いていく。
 入口が切れて血が滲んでいるのがわかる。
 それでもなお桃子を罵倒しようという気力に圧倒された。
 まもなくして香苗の表情が緩み始める。
 とろんとした目。
 焦点が定まっていない。 
「うぁ……あん、いい、あ、気持ち、いい」
 鼻にかかった甘え声。
 喘ぎが大きくなっていく。
「あっ、すごい、おまんこ、ぎゅうって、あ、あっ」
「そんなにいいのか。ほら、もっと奥まで突っ込んでやる」
「いい、いいの、おっきいおちんちん、すき、ほしいの」
 発情した牝の声。
 男たちは薬が効いたと笑っている。
 口の中に男根を捻じ込まれても、嬉しそうにほおばってベチャベチャとしゃぶりだす。
 同時に肛門を犯されても、もっと、もっと、と腰を振る。
 男たちの精液を根こそぎ絞り取ろうとするように。
 花のような可愛らしさは、すでにどこかに消えてしまっていた。
「いいの、これ……あぁ、いいの、もっと、ちょうだい、いっぱい……」
 媚びるような声。
 陰部からたらたらと血を流しながら、それでもまだ求め続ける。
 正気を失っているとしか思えなかった。


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