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忘れられない時間
【レイプ 官能小説】

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浴室での愛撫-5

「だめじゃない! よく知らない人の車なんか、ほいほい乗ったら危ないでしょ!?」
「それを桃子が言う? 僕だって乗るつもりなかったけど、でも少し話してみたら良さそうな人だったし」
 はじめはユウも警戒していた。
 けれども彼は、桃子を心配する気持ちや不安になっている心境をそれはそれは優しく聞き出してくれたのだという。
 異常に口の上手い男。
 するりと相手の懐に潜り込み、相手がだれであっても味方につけてしまう。
 美山のしたり顔が目に浮かぶ。
「で? 車でどこに連れて行かれたの……まさか、変な場所に」
「変な場所? ううん、普通にファミレスでご飯食べさせてくれて、桃子のこととか大学の話とかいろいろして」
 桃子以外の人とあんなに楽しく話せたのって久しぶりだったから、すごく楽しかった。
 ユウが少し笑う。
 ファミレスのあと車の中で仮眠をとり、朝になってから開店前の店に連れて行かれ、結果的には服やバッグ等を大量に買わされたらしい。
 でもユウは「友達になって欲しいと言われた」と喜んでいる。
 ……あーあ、良いように転がされちゃって。
 頭痛がした。

「話って、具体的にどんなこと言ってたの? あと、車の中で変なことされたりしなかった?」
「ん? べつに普通の話だよ。変なことなんかされるわけないだろ、男同士なんだし」
 きょとんとした顔。
 どうやら、まだ手を出されたわけではないらしい。
 ホッと胸をなでおろす。
「もっと学校とかでまともな友達作りなさいよ。あんな人、深入りしない方がいいから」
「そうかな、面白くて良さそうな人だったよ」
「騙されちゃだめ。心の中では何考えてるかわかったもんじゃないんだからね」
「……たしかに、嫌な話も聞かされたけど」
「嫌な話? 意地悪なこと言われた?」
「いや、そうじゃない。あの人が……美山さんが桃子とやるときどんなふうにするか、とか」
 そう口に出して思い出したのだろう。
 みるみるうちにユウの顔が曇っていく。
 最悪。
 いったい何をどこまで聞いてきたのだろう。
 まったく、面倒事を増やしてくれちゃって。
 言葉に詰まっているうちに、ユウがすっかり元気をなくした表情で桃子の手を軽く引っ張って立ちあがる。
「な、なに?」
「帰ってきてずっと寝てたんなら、風呂はまだだよね? 今日は僕、一緒に入ってもいいかな」


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