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サヨナラ
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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サヨナラ-1

気付いてしまったんだ
君の見つめる視線の先に
僕じゃない
彼がいることを―――

この2年8ヶ月
君と僕はいつも一緒だった
同じクラス
隣の席
同じ帰り道

夕暮れの中
二人照れながら
手をつないだね
頬を赤く染めた
君の横顔を
愛しいと思ったんだ
一生一緒にいたいと思ったんだ
でももぅ僕の役目ぢゃないのかもしれない

今も変わらず
君は
僕に微笑みかけてくれるけど
ふっと言葉がつまる
その視線の先に

もぅ僕は

映らない―――――

僕から君にサヨナラ言うよ

優しい君のことだから
きっと僕には言えないでいるんだろうから

だから

君のために

僕は言うよ

“サヨナラ”


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