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私が馬券を獲った理由(わけ)
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利益94,720円と鳥の話-8

 今日は警護の人、男の子にPちゃんを褒められた。そして駐車場に戻る前にコンビニのATMに寄った時、若い女性の店員に鳥に気ずかれ、またまた可愛いとお褒めの言葉を貰う、もう三人目だ。可愛いらしい鳥だから飼っている本人にしてみれば、[可愛い]と共感してくれるのは何より嬉しい。いい気分で次の目的地、飯高へむかうことにした。
 飯高は伊勢神宮から車で一時間半位の所だ。
三重の山あい、和歌山街道の途中、昔は奈良などへ抜ける都への街道。馬駅の宿場として栄えたようで、道の駅名も[飯高駅]となっている。
 いまだに宿場、駅停の面影のある町並みが好きだ。山あいのひなびた宿場街の面影がある。
 夕方四時位に到着した。今は車だが、昔はここで馬を休めまたは、交換し次の宿場まで行ったのだろう。馬を車に見立てると、ここに停泊し一日泊まるのが旅情に合い好きなのだ。
 道の駅の向かえにぽつんと一軒ラーメン屋がある。若い店主がスープにこだわりがあり、旨い。必ずここに来たら食べている。まだ開店まで一時間あるから、私は車内で競馬新聞を見ながら、Pちゃんを籠から出し手に乗せた。
 Pちゃんは競馬新聞に向かいながら「ピィ〜ピィッ!」て鳴きながら、羽根をばたつかせた。
おう、勝ち風を送ってくれる粋な奴。まあ本当は籠から出て嬉しくて興奮してるのだが。
 


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