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ぬいぐるみ
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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ぬいぐるみ-1

アタシの仕事、
いつもにこにこ、アナタの話を聞いてあげるの。

アナタの悲しい顔なんて、見たくないカラ・・・

アタシが笑わせてあげる。

アナタが笑えばアタシも幸せ。

アナタが求めるなら

アタシは何でもできるよ

だって・・・アナタにとってアタシは

淋しさ紛らわす為のただの
【ぬいぐるみ】

大丈夫

嫌なんて言葉、一言も言わないよ

アタシは、あのコとは違う

アナタを裏切らないよ

大丈夫

アタシからアナタを求めたりもしない

分かってる

アタシわあなたの

【ぬいぐるみ】

重なる体も

重なる唇も

愛してるの一言さえも

全部うそ

アナタの目はアタシを見ていない
あのコしかうつってない

怒ったりなんかしないよ

大丈夫

分かってるカラ

届かないキモチ

分かってるカラ・・・。


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