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私の下僕
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過去-1



平穏に暮らしていた
この土地では裕福な家庭。

妬み嫉妬が渦巻く土地
すぐにいじめは始まった

無視、家への排泄物投げ込み、暴力
学校では殴られるのが当たり前。
「ぼこぼこにしてやる」そう書かれた手紙を受け取り怖くなった私はすぐに保健室へ駆け込んだ
そこで言われたのは
「殴られそうになったらにげるとか!」
普通であれば親を呼んで迎えに越させるのが最善。
学校はいじめを隠蔽したいだけ生徒の感情や恐怖などどうでもいい
いじめが行われていることを知られたくない
なんて卑劣。
子供だった私はそんな考えには気づかず
泣き泣き殴られ帰った。

アザだらけの体
近所の人もいじめは知っていた。
いつも泣き泣き帰宅する私を泣いて向かえる母
学校にも相談に行ったが取り合ってなどもらえない

近所からの冷ややかな目線

狂い出した平穏な日常
狂い出した私の精神

そんないじめが始まって間もなく
リストカットに手を染めた
毎日毎日、小学4年生の私は剃刀を持った
血をペットボトルにためて眺めるのが心地よかった
母は泣いてやめてくれとせがんだ
やめられなかった
刃物を隠されてから包丁で切るようになった
何度も何度も切り刻んだ
自分の腕をいじめる奴の腕に見立てて思いきり切り刻んだ

そして夏
「きもちわるわねぇ〜」
「キチガイが越してきていい迷惑だわ」
「あれじゃぁいじめられるわよwwww」

完全に気の狂った私は
授業中にリストカットをした
「これはみんなお前らがつけた傷だ!」
担任はあわてふためいて私を連れ出した
てっきり保健室へ連れていくのだと思った
だが連れていかれたのは人気のない図工室
担任はこう言った
「みんなの前でそういうことしていいと思ってるの?
やるなら一人でやりなさい」

そこから私は声も出なくなった

声のでない障害者。
かっこうのいじめの対象だ。
トイレに閉じ込められ水をかけられ
筆箱や体操着、上履きは焼却炉へ隠された。

5年生になる頃には左腕は切る場所も無くなり首を切ることにした
さすがに怖かった
だが死ねればいいか、でも死ぬのは怖い
そんな狭間を行き来しているうちに
見かねた母に精神科へ連れていかれた。

重度のうつ病と判断され私は怖いものもなくなった。
病気だから死んでもいいか。そう思った。

そしてついに
ある行動をおこした・・・・



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